「ヨーロッパの真似では日本のよさは発揮できないことに気づくべき」NHK Bizスポの排出量取引に関する報道
2010年 04月 05日
欧州の希望は「日本」。日本は主要な買い手だし、いまさらながらに排出量取引制度を導入しようという先進国は日本ぐらいだからね~
面白かったのは
ヨーロッパの真似では日本のよさは発揮できないということに気づいてほしいと言うのはロンドンの大学教授の言。
民主党の福山議員や岡田議員など、無責任な環境NGOの主張に踊らされている政治家、取引でサヤを抜こうと狙っている愚かな金融屋などに聞かせてやりたいものだ。
そもそも、排出量取引を導入すれば、排出量が削減されるというのは、あきらかに認識が間違っている。オフセットメカニズムを無制限に認めた途端、日本国内での削減は進まず、海外での排出権を利用するようになるだろう。なぜなら、日本国内では、限界削減費用が高いので、経済合理的に行動するならば、安い海外での削減を優先することになるからだ。
ぢゃあ、オフセットメカニズムを認めない!
なーんてことになれば、当然、国内での生産は制限される。なぜならば、CO2の排出を抑えながらモノをつくるための設備投資には、お金も時間もかかるからだ。発電所など電気をつくる設備になると、5年や10年では入れ替わらない。20年、30年というタイムスパンで物事を考えなければならない。
机上の環境経済学者は、そんなことは理解しない。無責任な環境NGOもまたしかり。そんな声に惑わされている政治家も政治家だし、そんな政治家を選ぶ国民も国民だが...例えば、「福山議員を選んでいる」京都府民は、もう少し国語と科学と技術を勉強して、批判的に物事を見て自分の頭で考えるトレーニングをする必要があるかもしれない。
ま、これまで排出量取引や温暖化問題で誤解を生みかねない報道を繰り返してきたNHKにしては、少しは進歩したといってもいいかな(^^;;