corner solution(端点解)の話題で経済学の問題点を漠然と感じる

経済学の効用関数と予算制約の話題で、corner solution(端点解)というのが出てきた。「その状態は何かマズイことがあるのか?」と質問すると、「マズイかどうかは関係ない」という。

経済学的には、「マズイ」かどうかは関係なく、ただ、そういう状態もありえるということ。そういう状態は、いわば、ミクロでみた効用関数がcorner solutionの状態になっているということだが、マクロで需要関数をみれば、そういう状態にならないかもしれないとのこと。そして、「corner solutionはやはり社会的厚生の観点からみて劣位になる」ということ。

ま、corner solutionの話は分かるけど、経済学的に考えるということは、そこに
価値判断を入れない
ということなんだなー、と実感。なんだか、
経済学って冷たいのね...
って感じ。

計算した結果がどのような意味を持つのかを考える際に、価値判断がきちんとはいらなければ、単にカネが儲かればいいじゃないかという話になって、いろいろな歪みが生じることにつながるような気がする。

これは科学や工学の世界でも同じ。遺伝子操作やクローン人間という話は、生命倫理の観点からも価値判断がなされてしかるべきである。

一旦は、価値判断を入れずに考えるというのはいいとしても、最後はもう一度それがどういう意味を持つのかということまで戻ってこなければならないような気がする。そういう真摯に結果を問い直す姿勢がなければ、経済学は暴走してしまうのではないだろうか。そんな問題点を漠然と感じた。
 

  by yoshinoriueda | 2010-05-16 21:56 | 政治・経済・政策・地域開発 | Trackback | Comments(0)

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