産業構造審議会環境部会地球環境小委員会第4回政策手法WG、第2回検討TF合同会議を傍聴
2010年 08月 23日
産業界は、日本鉄鋼連盟、電気事業連合会、東レの3つ。鉄連、電事連はいつもの話だったが、東レはLCAの話を延々と。東レの資料p17では、前提の取り方が現実とは大きくかけ離れていて、
「評価というものは、前提を置いたら、正しいといえる」と評していた東レの発表者の説明がとても空虚に聞こえた。委員からのコメント・質問でも、「東レの言いたいことはよく分からない」という発言があったが、技術レベルは高い会社なのに、ちょっと残念か...
よくまとまっているなぁと感じたのは、資料5-1「検討タスクフォースにおける第1回議論の整理(案)」(pdf)という資料。事務局が優秀なのか、委員の方々がうまく手を入れたのか、第1回検討タスクフォースでの委員の発言がとても要領よくまとめられている。
この資料はまもなくwebでも公開されると思うが、忙しい国会議員の方々は、是非、読んで欲しい。特に民主党の議員の方々。環境省側での検討も進んでいるかもしれないが、こちらのほうが中身がしっかりしているし、現実的だし、ビジネスと環境の両立をしっかりと見据えている。
上智大学経済学部の上妻教授より、クロスセクター効果に関する質問があったが、大局的に答が出たものはなかった。個人的には、クロスセクター効果はバシッと示してほしかったのだが、それは今後の研究などの成果次第なのかもしれない。まあ、みなさんオトナの対応というところだろうか(^^;;
それはともかく、とある方にご挨拶したところ、新たな発見があった。実は、その方は、シリコンバレーで知り合った知人の知り合いだった。なんと世の中の狭きこと!
参考:産業構造審議会環境部会地球環境小委員会 第4回政策手法ワーキンググループ、第2回検討タスクフォース合同会議-配付資料