「世界一やさしい『思考法』の本−『考える2人』の物語」読了〜♪(ネタバレ注意)

a0004752_13121575.jpg「世界一やさしい『思考法』の本 −『考える2人』の物語」(長沢朋哉、PHP)読了。

バレンタインデーにちなんで、というわけではなかったのだが(^^;内容は、菓子メーカに勤務する青木優人と倉田京子が抗疲労を特徴とするチョコレートの新製品に関するマーケティング戦略を構築するというストーリーに乗せて、クリティカル・シンキングや戦略思考、論理思考、分析思考、直感思考、仮説思考など思考法を紹介するという内容。

以下、ネタバレあり。(本書を物語として楽しみたいという方は、以下、読まないでください。)

「考える」ことは手段であり、目的は「自分の主張を決める」ことである。決めるべきこと、すなわち「イシュー」を考えるために、「イシューツリー」を使うんだとか、それらのイシューが「もれなくだぶりなく」なっているかということを確認する、すなわちMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)になっているかを確認するんだとか、基本的な解説もコラムで付け加えられている。

つい、昔、インターンシップに来た学生さんを指導した際に、そういったフレームワークや考え方を指導していたのを思い出して懐かしくなったりしたが、まあ、社会人として仕事をしていく上では、このあたりまでは常識であろう。

その他にも、『戦略=目的+手段』であるとか、『論理=主張+根拠』であるとか、分析とは「まず分ける。そして分けたものを比べる。変化や差異を発見し、原因を考え、意味を見いだすことである。」といった説明が加えられている。

これらの論理的整合性の世界に加えて、知識や経験が生むひらめきからくる直感思考(思考といえるのか?!)や、「情動的説得(感情に訴える説得)」の重要性にも言及している。どれも当たり前だけれど、新入社員やインターンシップの学生さんの参考図書くらいにはなるのではないだろうか。

ただ、
人間って、『本当に大好きなもの、打ち込めるもの』がひとつでもあると、その人生が、もっと豊かになる
といった件があるなど、ビジネス小説としてさらりと読めるわりには、そうだよなー、と共感するところもある。

ちなみに、個数ベースで見た贈り先・用途別バレンタインチョコでは、告白に使われるのはたったの1%だといったデータも示されており、これは、最近の報道の中でも目にしたものと同じであった。

***以下、かなりネタバレ***

物語としては淡い恋愛モノになっていて、倉田京子が、自分たちが企画したチョコを青木優人に「1/100」というメッセージとともに郵送、理屈っぽい青木優人が「考えるのやーめた」といって倉田京子に電話をかけるなど、最後にはほのぼのとしたハッピーエンドが待っている。

出張の移動に疲れたアタマにはちょうどほどよい軽さだった〜

  by yoshinoriueda | 2011-02-13 13:47 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

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