『一人の人間として、いかに通用するか』

2011.7.2号の週刊東洋経済のp80に「サッカー海外組に学ぶ世界への適応法」というコラムが掲載されていた。その中で、最近海外で活躍する若手選手に共通することのひとつとして、
いい意味で「日本人の感覚を捨てている」
ということが挙げられるという。ドイツのヴォルフスブルクにいる長谷部誠選手は、ドイツ人が「闘う姿勢」を大切にしていることに気づき、意識してユニホームを泥で汚すようなプレーをしてアピールしたとか、オランダのフェンロにいた頃の本田圭佑選手は、こだわってきた黒髪を金色に染め、とことんゴールを狙うプレースタイルへと変え、MVPに選ばれたとか、要は「郷に入れば郷に従え」というのを実践したという。スポーツマネジメント会社TEAMで働いている岡部恭英氏は、ケンブリッジ大MBAを経て就職しようとしたとき、面接官たちが
『一人の人間として、いかに通用するか』
を見ていることに気づいたという。

これは、「自分がどこに属しているか(属したいか)」といったことが先にくるのではなく、まずは個人として、今、目の前にあるチームなり組織なりに何をどうやって貢献していけるか、それを示していかなければならないということなのだろう。

まずはガチンコで勝負して、お互いに信頼し合えば、後は、スタイルを尊重しながらやっていく。ビジネスでも同じではないだろうか。ふと、そんなことを感じた。
by yoshinoriueda | 2011-06-27 21:16 | POP・movie・スポーツ | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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