2011年の中小企業白書、公開〜♪

2011年の中小企業白書が公表されている。ざっと目を通してみたが、おおーっ!と思うようなものがない(^^;;

ただ、「開廃業率」のところで、業種別の開廃業率(2004~2006年の年平均)を算出した第3-1-3図では、製造業や建設・小売・卸など多くの業種で開業率が廃業率を下回っていたが、情報通信業や医療・福祉においては、開業率が廃業率を上回っていて、徐々にではあるが、産業構造が変化の兆しを見せ始めているということか。ただし、やはり製造業など従来型産業の金額的規模については、依然として大きなウェイトがあり、簡単には変化しないか。

もう一つ、久しぶりにみた「ガゼル企業」という言葉。白書によると、「アメリカの経済学者バーチは、特に成長力の高い少数の企業を『ガゼル(Gazelle)』と命名し、その雇用創出能力に注目」したと説明がなされている。キーワードでまとめようとする官僚的な思考パターンが見え隠れするが、それにしても、この概念が出てきたのは、かなり昔の話であり、ちょっと古さが漂うと同時に、結局、何が言いたいのかよく分からなかった(^^;

ちなみに、ガゼルについては、「リコヤンのDBA日誌」のエントリーで、
GE役員室に飾っている絵に書いてある名言:「毎朝、アフリカでガゼルが目をさます。ガゼルは知っている。一番速いライオンより速く走って逃げなければ死ぬことを。毎朝、アフリカでライオンが目をさます。ライオンは知っている。一番遅いガゼルより速く走って捕まえなければ死ぬことを。」
と紹介されていた。日本企業の中のガゼルは、どこにいるのだろうか...

(7月6日公開)
by yoshinoriueda | 2011-07-03 20:46 | 政治・経済・政策・地域開発 | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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