「専門性は土台にすぎず、肝心なのは経験である」(「スペンド・シフト <希望>をもたらす消費」より)

スペンド・シフト」(ジョン・ガーズマ&マイケル・ダントニオ、プレジデント社)の一節に次のようなものがあった。
a0004752_2123838.jpgアメリカの教育制度は、長年、専門性を重視してきた。しかし、今日では専門性は土台にすぎず、肝心なのは経験である。「広い視野を持つと水平思考、状況に応じた問題解決、チームワークなどを実現しやすい」という気づきが広がっている。こうした教育のカギは、多様な人々を引き込んで技能を共有する場を設け、それを学びに繋げることだ。おおぜいが専門性を活かし合うようになると、クラウド・コンピュティングの利用がある種の社会行動になっていくだろう。この過程でわたしたちは、互いの違いよりも共通点に目覚めるのではないか。微妙な違いを察する力を身につけ、相手の視点を尊重するようになる。
専門性は大切だ。しかし、専門性だけでは問題は解決できないほど複雑になっている。だから、専門性を結びつけて協力していくことで、新たな解決策を見いだしていく。これもひとつのイノベーションだ。

何事も経験は大切。しかし、体系化した知というものは、経験によって裏付けられて初めて力となる。にもかかわらず、ホワイトカラーの仕事に従事している勘違いしている若手は「経験」を軽視しがちである。どっぷりと仕事に浸かり、真っ正面から仕事に取り組むことで、経験を積むことができ、それが将来の自分の糧になっていくというのに...

これは気付いた者勝ちだ。長時間の仕事になるかもしれない。しかし、それも自分のためなのだ。それに気付かず、逆に、仕事がなくて雑務ばかりこなして、やった気になっているというのは見ていて可哀想ださえ感じる。

スペンド・シフト」にはアメリカ人が気付いていなかったそんな価値観が満載。日本人、特に、「気付いている」人にとっては、「何を当たり前のことを...」と思うことが多いかもしれない。逆に言えば、それは、日本人にとってはこれからチャンスが広がっているということかもしれない。いずれにしても、一読しておく価値はあるだろう。
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  by yoshinoriueda | 2011-08-07 23:33 | 旅・風景・グルメ | Trackback | Comments(0)

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