「『品質は高いのに売れない』という言葉は、負け犬の遠吠え」

日経ビジネス2011.12.5号に関西ペイントの河盛裕三社長のインタビューが掲載されていた。
平均年収が700万円もする日本の研究者が、年収100万円以下の人たちの社会に向けて、受け入れられるモノを作るのは、正直難しいでしょう。...

日本が輸出でかなり稼いだ時代は、我々が今で言う平均年収300万〜400万円くらいで、700万〜800万円の国を相手に、コストを安くして品質を高めながら売っていました。
確かにそういった背景は理解しておかなければならないかもしれない。そういったことを理解した上で、求められるのは「体制作り」ということのようだ。
「品質は高いのに売れない」という言葉は、負け犬の遠吠えになる恐れがありますね。必要なのは、現地のニーズに合わせて、求められた品質をリーズナブルに提供できる体制作りです。...
ちなみに、もう一つ、なるほどと感じたところがあった。
1人称で考えることができる人物でないと、経営者は務まりません。経営者だけではありません。1人称で仕事をすれば、自分が主体となって好きなことをやるので、1回の経験が血となり骨となって身についていく。それができない人は、何も身に付かず、ただの評論家にしかなれません。
しっかりとビジネスの渦中に身を置きながら前に進んできた人なんだろうなぁ〜と感じた。
by yoshinoriueda | 2011-12-05 23:57 | いろいろ読んで考える! | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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