識者イロイロ。ホンモノの識者とは?

PRESIDENT 2012.4.2の「大前研一の日本のカラクリ」に「識者」に関する話が書かれていた。
一つは海外の学者の説を借りてきて自分の考えのように主張するタイプ...相手が引用元を知らないとわかるやいなや、あたかも自分の意見のように言い始める

それから"歴史"を語りたがるタイプ...

もう一つは、自分が育ってきた時代や環境からの世界観や価値観に拠った見方しかできないタイプ...すぐに「保守」「確信」と色分けして符号を付けたがる

私の経験則でいえば、「識者」と言われる人たちは大体この三タイプに分かれる。彼らに共通しているのは、自分の主張に中身がないこと
思わず膝を打つというのはまさにこのことか。「いるいる」と思いながら読んでいた。とにかく、誰かが言った言葉を繰り返す人。そんな人と話をしていると、「だからこっちもさっきから同じことを言ってるって...自分の頭で考えてみろよ〜そんなに自信ないのかな?それとも保身?」と思ってしまう。

さらに辟易するのが、最後の「ラベル貼り」係(?)みたいな人。こっちも何か言う度にいろいろとレッテルを貼られて、それに対していちいち「それはね、...」と説明しなければならないので面倒。まあ、相手にしなければいいのかもしれないが、こっちも一応オトナだし〜^^;

では、ホンモノの識者とは?大前氏は次のように言う。
ここ10年の世界の潮流をきちんと押さえたうえで、いま、世の中で起きている現象にどういう意味があるのかを説く。そして、そこに豊富な経験と過去の教訓を照らし合わせながら、出現しつつある新たな時代との向き合い方を提案していく。それがホンモノの「識者」というものだ。
確かに、話をしていて面白い人、一緒に何かやりたいなぁと思う人は、大前氏がいうホンモノの「識者」と同じような思考パターンをとっている人が多い。そういう人からは、いろいろな示唆を得られる。

そういう人と付き合いを続けるためには、自分もなんらかの価値を出し続けないといけない。だから止まってなんていられない。ゆっくりでもいいから一歩ずつ前に進んでいきたいものだ。
by yoshinoriueda | 2012-03-16 21:43 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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