仕掛け(コンセプト)と仕組み(ロジック)の統合化
2012年 04月 11日
本書によると、
チーム力をアップさせるためには、「攻めるための仕掛け=コンセプト」と、「攻めるために内部を固める仕組み=ロジック」が必要です。とのこと。つまり、多くの人を動かすには、ロジックが必要で、それは、仕掛けるコンセプトを実現する際にとても重要になるという当たり前のことを言っているにすぎないのだが、往々にしてこの2つをごちゃ混ぜにしてしまったり、どちらかを忘れてしまったりする。自戒をこめてメモしておくこととしよう。
「対外的に攻めること(仕掛け)=新しい工夫と方法」で、「対内的に守り固めること(仕組み)=チームの仕事の効率化や最適な人員配置を行うこと」と言えます。...
たとえば、自動車業界を例にとってみます。ホンダは「仕掛け」が得意な企業と言えます。...
それに対し、トヨタは「仕組み」が得意で、現場でのカイゼン活動やジャストインタイムが習慣化されています。...
重要なのは、この2つの統合化です。業績のいいチームをみると「マーケティング力が強い=仕掛けと仕組む力の統合化ができている」という構図が見えてきます。この仕掛けと仕組みの実践的な統合化が、実は現場のリーダーの重要な任務なのです。