民主党政権の「脱原発依存」という言葉の意味するところは「現行計画の45.4%から減らす」ということ

飯田哲也委員が小学生に見せるのも恥ずかしい態度で臨んでいる第18回基本問題委員会で、八田達夫委員が「脱原発依存」の解釈について言及していた。

八田委員は、

民主党政権は

『原子力依存度をできる限り減らす』

と言ったが、それは

『現行計画の45.4%から減らす』

という意味


と述べ、きちんと「脱原発依存」という言葉を解説してくれた。枝廣淳子委員のような勘違い満載^^;;のプレゼン資料がでてきたりするので、

普通の人はそうは思っていなかった


ということにも気づいたようで、ご丁寧にも

「現行よりも下げる」というのであれば、

「民主党の方針とは違う」

ということを書くべき


とまで言っている。


ちなみに、松村敏弘委員は、原子力比率が25%、35%の案では、原子力を50年、60年と動かしていくということを前提としていることについて、

原子炉の運転は、原則40年というのをあくまで貫く、それ以上延ばすことは例外だとするならば、原子力比率が25%や35%というのは選択肢になりえないということが明らかになった


と言っている。その後で、補足的に「コスト見合いでは、25%や35%もありえるか」という主旨の発言もあったが、こんな杓子定規な解釈に対して、原子力比率を「35%」とした山地憲治委員は、

次世代子炉は80年寿命で設計。40年で廃炉といったら

安全性を高めるための技術進歩の努力を削ぐ。

合理的ではない。法律は守ることになるが、60年まで条件が不可能ではないとあるので、それは考えるべき


との意見を述べている。松村委員がいうようなことになれば、政策がイノベーションを阻害する悪例として興味深いことになるのだが、この委員会には、技術のことをしっかりと理解している山地委員のような人が入っていることが「希望」を感じさせる。

とにかく、原子力依存度を減らすということは『現行計画の45.4%から減らす』ということで、35%も選択肢としては視野に入ってくるってことで q(^o^)p
by yoshinoriueda | 2012-04-12 23:40 | エネルギー・環境 | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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