2005年のblog拡大を予感させるようなSix ApartのLiveJournal買収
2005年 01月 06日
LiveJournalは、"teens and artists"によく使われているとのことである。UC Berkeleyの博士課程の学生であるDanah Boydによると、"LiveJournal is a culture"だそうである。自身のblogでも"My biggest concern is that a merger will stunt the cultural growth on LiveJournal that makes it so fascinating."と記している。このDanahさんは、blogなどのsocial technologiesの権威であるらしい。そういえば、以前、梅田望夫さんのCNETでのblogで村山尚武さんが、Orkutについて彼女が批判的であることを紹介されていたのを思い出した。
San Jose Mercuryによると、GoogleやMicrosoft、AOLと戦っていくための戦略的な買収のようである。補完的な役割を果たせるなら、いいパートナーであるようにも見える。実際、LiveJournalのトップページを見ると、"Do you trust them? I totally trust Six Apart."とコメントされているから、今まで獲得してきたブランドを保つためにも、全く文化が変わってしまうようなことはないのかもしれない。私からみれば、濃口しょうゆと薄口しょうゆくらいの差でしかないと思うのだが、それでも、当事者や権威者から見れば、「文化」の差はあるのかもしれない。
いずれにせよ、昨年、2004年がblog元年だったとしたら、今年、2005年は飛躍の年になり、競争も激化する可能性がある。それを予感させるような出来事だと感じる。酉年にちなんで、飛ぼうとしているのか?!<干支の概念なんてありませんよね、彼らには...。それに、鶏は空を飛べない?!>(そういえば、Unohの山田進太郎さんのblogに素晴らしい酉年にちなんだimgとその中の言葉「そろそろ飛ぶか。」、必見です、ハイ。)
参考:
Six Apartのプレス発表
米SixApart、若者向けブログサービス「LiveJournal」を買収(Impress)
「米国ブログ読者数、9カ月で6割増の3200万人」、米調査
シリコンバレーの地元紙San Jose Mercuryによると、Movable TypeやTypePadで知られるblogソフトのSix Apartが、同じようなサービスを展開するLiveJournalを買収するとのことである。 LiveJournalは、"teens and artists"によく使われているとのことである。UC Berk...... more
米Six Apart,人気ブログ・サイト「LiveJournal」の米Dangaを買収 : IT Pro US News Flash LiveJournalのサイトを試しに見に行ったところ、既に日本語環境は提供されていました。ある意味、既に日本上陸を果たしていると言ってもよいのではないでしょうか? 現時点で56... more
どんな話になってたのでしょうね?・・・まあ、水星人ですから、「自分は自分、他人は他人」なのですが、お時間のありますときにでも、コッソリとメールくださいね(^^;;
今年もよろしくお願いいたします!