プログラマーの旬は30歳?!
2005年 01月 12日
Macworld - San Francisco 2005が開催されていたこともあって、iPod ShuffleやMac miniなどの話題で持ちきりだが、液晶を通じて目に訴えられると、PSPのほうが魅力的に映る。これで、カメラがついていて、携帯電話にもなれば、全く文句無いのだが、そこまでは欲張りすぎかもしれない・・・(^^;
メモリースティックPROデュオ、メモリースティックデュオと、UMDと呼ばれる最大1.8GBの直径60ミリの光ディスクのスロットがあり、UMDのスロットは、MDプレイヤーと同じような雰囲気。このあたりのコンパクトでメカニカルな部分は、容易に模倣できないような仕上がりではないだろうか。一昔前は、ソニーといえば、放送用の機器が強いメーカだという印象があったが、その後、VAIOというマルチメディアに強いパソコンがヒットし、現在は、このようなメカトロニクスの良さを再発見させられる印象がある。
このようなデバイスに載るゲームソフトの開発は、また大変なんだろうな~と他人事のように感じていたところ、プログラミングの話になった。プログラミングというのは、全体を全て理解できる真のプログラムと単なるスクリプティングというところから成り立っていて、実際は、ほとんどのプログラマーがスクリプティングをしているだけだろうという話もあった。真のプログラマーになると、プログラミングのルールに基づいて記述するだけでなく、メモリがどのように変化していくかといったことが簡単に想像できたり、プログラム全体を見渡すと、明らかにおかしい場所が「光って見える」というようになるらしい。
これは、実はスポーツでも同じで、イメージと動きの違いが分かるようになるときがある。一流選手の動きのイメージがあって、なぜそう動いているのかというメカニズムまで理解できていると、その動きと明らかに違う動きをみたときに、そこだけが浮かび上がって見えるのである。しかし、このように違いが分かる状態は、ずっと続くわけではなく、旬がある。日々の鍛錬を怠れば見えなくなる。現場から離れれば、カンが鈍るのと同じようなものかもしれない。
プログラミングの話で言えば、プログラマーの旬は30歳ぐらいまでじゃないかという話になった。技術の進歩についていくためには、時間と体力が必要で、30歳ぐらいがそのピークではないかということである。大学を卒業して7~8年、修士課程を卒業して5~6年といったところであろうか。プロスポーツ選手のように短命ではないか!?というのが率直な感想。もし、これがある程度真実なら、この業界に足を突っ込んでいる人は、悠長に構えていることはできないのかもしれない。そして、ソフトウエア関連企業が、ベンチャーキャピタルによって一気に成長するということは、事業当初の資本が少なくてすむということ以外に、こんなところにも「必然性のようなもの」があるのかもしれない。
参考データ:2003年のVCによる投資の分野 1位:ソフトウエア(20.6%)
参考サイト:
ITmedia:早速ゲットしたPSPにしみじみ感動
ITmedia:2005 International CES:「PSP」は“iPodキラー”
参考情報:PSP本体の受付2005年1月14日(金)正午スタート
昨夜の星空の続きで、シリコンバレーは朝から快晴。地元紙San Jose Mercuryは、"GOODBYE SOGGY DAYS"と題して"After 14 consecutive days of rain, the folks at the National Weather Service have bugun to murmur those magic words:"Mostly sunny." "と伝えている...... more
携帯型のゲーム機として、ソニーのPSPと任天堂のニンテンドーDSの2機種が昨年末発売されました。 出荷数ベースで、ニンテンドーDSが100万台を超えていて、PSPは51万台だそうです。 (DSは12/16発表の数字、PSPは1/6発表の数字) PSPは出荷日の12月12日に20万台出荷した... more
http://kiri.jblog.org/archives/001336.html
早い話が、マネジメントかスペシャリストかの結論は変わらず付加価値は必須ということですなぁ。