ブッ飛び記事:「『初音ミク』現象が開く"共感"力の新世界」@週刊東洋経済2012.9.29号

「『初音ミク』現象が開く"共感"力の新世界」という記事が週刊東洋経済の2012.9.29号に掲載されていた。クリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長、クロスカンパニーの石川康晴社長、チームラボの猪子寿之社長という3名が対談したものをまとめたものだが、これまでとはまったく違う価値観の世界が語られていて、ある意味、衝撃的だった。

主にスーツな世界に生きてきて、規模の経済が大きく働く業界にいる中では、ギークな世界にも触れつつ、ベンチャーのような業界も見てきたので、多少、皮膚感覚で理解できるところはあるものの、この6ページほどの記事の世界は、前者のような業界・世界ではなかなか理解されないと感じた。

理解されないだろうなぁと思うのは、例えば、次のような感覚。
...もはや、以前のビジネスモデルには100%意味がない。ネット社会はユーザーが中心で、すべてのユーザーが表現者。...今までのモデルとは違うモデルから出てきたもの、ユーザーが自由に扱えるものにしか興味がない。40代以上の方は青春のすべてをマスメディアとともに生きてきたので、マスメディアも惰性として残るかもしれないけど。

...今回、ジャパンレーベルを展開するに当たって、大手代理店と組んだら、絶対、うまくいかないと考えた。彼らは理解できないから。理解できない人たちと組んだら、ユーザーに理解できないものが届いてしまう。

...会社の価値は株式の時価総額で測られているが、「共感総額」=1年間でこれだけの共感を生み出したという指標、が出てきてもいい。従来は共感を測ることができなかったけど、今は再生数とかリツィートの数とかがバロメーターになりうる。

こういう感覚は、日本の新たな可能性を感じさせるものだと思うのだが、それを理解できる人はどれくらいいるだろうか。

ちなみに、初音ミクとは何なのか。それに対する答えは、次のようなものだった。
クリエーティブなことをしたいと思っている10万人、もしかしたら100万人規模のクリエーターたちの「プラットフォーム」なんです。そして、そこから生まれるものに共感し合うコミュニティでもある。...

(投稿サイト)ピアプロは「サム・ライツ・リザーブド(some rights reserved)」という感じ。ピアプロでは、「原作品を利用する場合には、作者に、利用しました、と報告し、感謝の意を表する」など規約遵守を前提に2次・3次創作を認めています。...すべてはN次創作。

というわけで、この3名の対談は、内容的にかなりぶっ飛んだものじゃないかと思うのだが。まあ、こういう感覚の持ち主でなければ、初音ミクのような世界は作れなかったのかもしれないなぁ...とも思ったりしてww

  by yoshinoriueda | 2012-09-27 23:59 | POP・movie・スポーツ | Trackback | Comments(0)

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