とうとう光電子集積回路が実装される?!
2012年 11月 29日
「オールジャパン体制」でIT機器の省エネ技術を革新するプロジェクトが、始動した。光電子融合基盤技術研究所(理事長=川崎秀一・沖電気工業社長)は28日、東京大学などと共同で、集積回路(LSI)に光通信を導入する技術開発に本格着手したと発表した。従来の電気配線を光配線に切り替え、IT機器の大幅な小型化・省エネ化につなげる。関連製品を順次実用化する計画で、3年後をめどに新事業会社を立ち上げ、国際市場に打って出る。また、日刊工業新聞によると、「光電子融合基盤技術研、21年度目標に光と電気を融合した実装システム開発」では、
経済産業省が2012年度から10年間で約300億円を投じる国家プロジェクトで、同研究所の所属企業・団体9者と大学5校がプロジェクトチーム(プロジェクトリーダー=荒川泰彦・東大教授)を組んだ。
経済産業省が主導する産官連携による技術研究組合光電子融合基盤技術研究所は28日、東京大学などと共同で、2021年度を最終目標に総額300億円を投じて、光と電気を融合した実装システムを開発する計画を発表した。とのこと。
最終年度に光電子集積回路(IC)を載せたサーバ基板を開発し、現在の電気配線に比べ消費電力で10分の1、実装面積で100分の1、配線密度10倍の性能向上を目指す。半導体の微細化技術の進展により、電気配線は17、18年ごろが限界とされるため、新技術の開発で世界市場をリードするのが狙い。
インターネットの普及を背景にIT関連機器の需要が急速に拡大し、通信量が急増。現状の電気配線に比べ高速にかつ、消費電力を小さくする必要がある。今回の新計画は研究開発から事業化まで一貫したプロジェクトで、オールジャパン体制により取り組む。
これってスゴくない?!