シリコンバレーでICといえば・・・
2005年 04月 11日
I strongly believe that if we join hands together we will certainly be able to set a new trail in the IT-business world. Combined, we can take the leadership position.と語ったとのこと。
先日の記事のコメント欄でも書いたことだが、中国は「アトム」の国、インドは「ビット」の国という分類が私の頭の中でなされている。中国では、実際の「モノ」がつくられ、インドでは、それを動かす「ソフト」がつくられているという見方である。カシミール問題があるとはいえ、こんな両国が、しかも人口で1位と2位を占める両大国が、本当に技術的なところで協力し合う、しかもFTAを結ぶというならば、それは凄いことだと思う。
インドでは、知的財産に関する法律も改正されているようで、プロパテント政策がとられつつあるという。それに歩調をあわせる形で、ITだけでなく創薬など高度な知的財産の固まりのような産業でも、インドが重要なポジションを担うようになってきている。
シリコンバレーで存在感を増しているということは、技術という分野で、世界的に存在感を増す可能性があるということである。日本の「に」の字も出てこないところは寂しくもあるが、それが現実なのかもしれない。以前、中国、インドを訪問して、この目で見て肌で空気を感じて、そして今、シリコンバレーでこのような動きを肌で感じて、日本は一体どうすべきなのか?ということがふと心配になった。