原子力訴訟:EnBW敗訴「直ちに提訴しなかった..命令を受け入れたのだから、損害賠償を請求する権利はない」

電気新聞の「ヨーロッパ通信」では、ドイツのEnBWが連邦政府と州政府を相手取り、福島第一の事故を契機として原子炉2基を強制停止させたことによる経済損害2億6100万ユーロの損害賠償を求めていた裁判で、ボン地方裁判所が4/6に下した判決についての記載があった。
「EnBWは停止命令を受けてから直ちに提訴しなかった」として、同社の訴えを棄却する判決を言い渡した。

ボン裁判所の広報官は判決理由について、「当裁判所は、2011年3月の原子力停止命令は違法だったと考えている。しかし当時EnBWは、“政府を提訴することは、企業イメージを悪くする”と考えて、あえて訴訟をあきらめた。EnBWは当時政府の命令を受け入れたのだから、損害賠償を請求する権利はない」と説明した
とのこと。

ドイツの法律やその体系が日本で適用できるわけではないが、このような海外での例があるということは、企業としても知り置くべきだろう。



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by yoshinoriueda | 2016-04-13 12:56 | エネルギー・環境 | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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