視点を転換するということ

目的を達成するための手段はいろいろある。それは知的なゲームであり、そこには創意工夫の余地がたくさんある。だから、先入観を持っていては、なかなか前に進まない。例えば、営業の現場で、お客さまから「こうしたい」と言われたとする。そんなとき、それが可能かどうか、ということを考えるのではなく、その目的は何で、それを達成するためには、何をすればよいのか、その手段・方策を考えることが大切である。

先入観や固定観念を持っていると、相手が「こうしたい」と言ったことを鵜呑みにして、それができるかどうかを考えがちである。しかし、その相手の真意が何かを考え、背後にある目的を理解した上で提案を行なうと、うまくいく場合がある。

「営業が変わる」(石井淳蔵著)
によると、
営業マンの技能/コツ(スキル)は、ここにあるのでしょう。賢い営業マンというのは、お客さんに視点の転換をうまくさせることができる営業マンなのでしょうね。
と書かれている。相手の視点を転換させるということは、当然のことながら、自分の視点が転換していなければならないだろう。これは、何も営業に限った話ではない。生きていくうえでは、とても大切なことなんだと思う。

シリコンバレーにいたころには、あまり感じなかったけれど、ほんの2年ほど滞在しただけで、いろいろな視点を目の当たりにしていたんだなあと、今更ながらに実感する。

帰国から4ヶ月ほど経ち、明日、またシリコンバレーを訪れる予定である。どんな青空が出迎えてくれるのか、今から楽しみである。
by yoshinoriueda | 2005-11-18 22:55 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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