新春特別対談:常識に挑み夢を掴む イチロー&ハワード・シュルツ

日経ビジネスの2005年12月26日・2006年1月2日号では、Talk in Seattleと題して、シアトル・マリナーズのイチロー氏とスターバックスコーヒー会長のハワード・シュルツ氏の対談が掲載されていた。

イチローは、「一選手としてできることは、観客を楽しませること」という意識、「自分は何で給料をもらっているのか」という意識を持って「野球」という仕事をしているようだが、これはとても大切な意識だと感じる。と同時に、プロとしての厳しさ、自分の甘えを感じざるを得ない。

プロとアマの違いは、「勝負の世界にいると・・・ミスはなかなか忘れられない・・・アマチュア・・・は、うまくいったことを覚えていて、ミスは忘れている。そこがプロかアマチュアかの違いだと思います。」という発言に見てとることができる。成功体験というのは、うまくいった体験であるが、それを覚えていて、それに囚われるというのは、所詮、アマチュアといわざるを得ないのかもしれない。

この対談の中で、イチロー氏の目標達成力を垣間見ることができる発言があった。
高い目標を成し遂げるには、意識が大切と思います。ものすごく遠くの目標だけを立てていると、今いるところとのギャップが大きく、(ゴールは)なかなか見えてきません。基本的なことではありますが、高いところへ行くには、下から積み上げていかなくてはなりません。常に近い目標を持ち、その次の目標も持っておく。そうしてこそ遠い目標もいずれ見えてきます。・・・遠くばかりを見ていたら、いつまでも遠くにいけない・・・
これは、大きな目標を小さな目標に「自分で」分割し、達成感を積み重ねることで、大きな目標を最終的に達成するということと同じようなもので、ビジネスでも応用することができる。

まもなく酉年も終わる。飛ぶことはできないけど、跳ぶことはできるんだろう。一気に高く飛ばなくてもいい。一段一段跳んでいけばいいのだから。
by yoshinoriueda | 2005-12-28 23:30 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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