「風土の知」

1月も今日で終わり。あっという間に1ヶ月が過ぎ去ったような気がする。今朝の日本経済新聞には、サカタのタネ高橋英夫社長の交遊抄が掲載されていた。サンフランシスコという文字や東京エクスプレスという、シリコンバレーに馴染みのある言葉が並んでいたが、「商売のタネは人と人のつながりから」といった表現は、なるほど~ と思った。

結局、人と人のつながりが勝負を決めるところは多いにある。そして、ふと、先日のエントリーDiamond Harvard Business Reviewにあった「知的リーダーの肖像」の中で出会った「風土の知」というのを思い出した。

ここで言う「風土の知」とは、「その国の地形や気候、政治はもちろんのこと、人々の暮らしぶりや習慣、服装、言葉などを熟知した知のこと」を指す。

シリコンバレーにいた時につくづく感じたのだが、やはり、住んでみなければ分からないという部分は大いにあった。何かモノを売るにしても、実際にそこで生活してみなければ分からない部分がたくさんある。

インターネットでさまざまな情報が入手できるようになったが、最後に勝負を分けるのは、この「風土の知」なのかもしれない。そんなことを考えさせられた。
by yoshinoriueda | 2006-01-31 22:20 | VC・VB・イノベーション・mgt | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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