1+1=3とするマネジメント

今日は日曜日。朝から青空が広がっていて、きのこパスタとトマトソースのパスタをブランチで食べた後、スタンフォード大学アジア太平洋研究所に行って、金曜日に開催されるプレゼンテーションの準備をしていた。

そうこうしているうちに、他のフェローの方もこられたので、いろいろとお話をしていたのだが、人と組織の話題になって、ちょっとした発見があった。

知的なアウトプットを求められる仕事では、やる気(モチベーション)が高い状態と、低い状態では、質が大きく異なるということは、容易に想像がつく。

しかし、そんな「当たり前」にも思えることをしっかりと認識した上でマネジメントしている会社は、日本にどれだけ存在するだろうか?多くの企業では、工業化社会と同じように、「ある程度の賃金を支払い、ある程度の労働条件を整えれば、社員は働く」と考えてマネジメントしているように思える。しかしこれでは、組織に致命的な影響を与えるかもしれない。優秀な人材は、それでは逃げていく。

チームの構成員が、各々の力をできる限り発揮できるようにすること。それが組織として動く上で必要なことになる。1+1=1では困る。1+1=3になるようにもって行かなければならないということであろう。
Commented by maida01 at 2004-05-24 13:12
素晴らしいご意見ですね。経営者は金を出すと社員が働くと思ってはいけないですね。アメリカの経営者にこのタイプが多いように思います。私も社員はモチベーションで力を発揮すると思っています。特に、一緒に充分に計画しながら、作業し、軌道修正しながら、スピードを持った仕事をすると、モチベーションも高まり、良い仕事/満足できる仕事が出来るように思っています。
Commented by yoshinoriueda at 2004-05-26 15:27
コメントを頂いた後いろいろ考えたりしていて、この上にIDEO社の仕事の仕方を紹介してみましたが、それに少し似ていますね。
それはともかくとして、今は、「素晴らしいご意見」とおっしゃっていただいたことを気づかせてくれた方がいたことに、ただただ感謝するばかりです。_(--)_
Commented by maida01 at 2004-05-29 19:52
むぅー、難しい言葉だな。”とおっしゃっていただいたことを気づかせてくれた方”とはExciteが素晴らしい?
Commented by yoshinoriueda at 2004-05-30 14:46
申し訳ございません。「素晴らしいご意見」とおっしゃっていただいたことを気づかせてくれた方=スタンフォード大学アジア太平洋研究所にVisiting Fellowとして在籍されている方 です。
Commented by maida01 at 2004-05-31 12:52
ご説明をありがとうございます。
向かいの会社の同僚で、スタンフォードへ企業留学に行ったのがいます。2年間の留学だったんですが、1年で修士を終了して、後の1年をドクターに行ったというのがいます。英語もフランス語もベラベラで、頭が凄く切れて、集中力があって、呑んで大騒ぎするのが大好きで・・・と凄くて変なやつでした。
Commented by maida01 at 2004-05-31 12:53
”昔の会社の同僚”の間違えでした
Commented by yoshinoriueda at 2004-06-01 03:45
すごい人ですね!世の中には、ほんとにすごい方がいますね!恐れながら、私も、その方のように、「手がつけられない・・・」といわれるくらいになれるよう、自分を信じてがんばりたいと思います。
Commented by maida01 at 2004-06-01 15:28
普段見ると煩く騒ぐやつですが、仕事をしている時は凄い集中力です。頑張ってください。
by yoshinoriueda | 2004-05-24 12:57 | スタンフォードで感じる! | Trackback | Comments(8)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


by yoshinoriueda
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