この年になって初めての出来事
2006年 11月 10日
互いに、相手が自分の基準から見てある程度まっとうに生きていると思えば、それなりに話をすることもできるのかもしれない。逆に、どちらかが相手を拒絶していたり、差を感じていたりすると、話にならないことが多い。
たまたまベイエリアに出張していて、帰りの時間がいつもより正確に読める状況だったので、どうしても会って話がしたいと相談を持ちかけられても、今日はなんとか対応できた。タイミングは抜群だった。
他愛もない話ではなく、真正面から、あるテーマについて話を交わした。それはそれでまた兄弟という間柄ならでは、なのかもしれないなぁと感じた。個人的には、他愛もない話しかないのならば、貴重な時間をつぶしてまで付き合わないと思うからだ。
もう一人の弟の話も出た。兄弟のなかでは一番年下だけれども、一番裁量の大きい仕事を一番沢山の部下を使ってやっているようで、それでいて、彼は彼なりにまたさらに自分の道を先に歩もうとしているようだ。
自分で自分の道を進もうという意思があるという話は、なぜだか安心して話を聞いていられる。それは危なっかしいことかもしれないが、それでもなんとかなるだろうと思ってしまうし、人間、そうすべきだとも思ってしまう。こんなふうに考えてしまうのも、脱サラして子供3人を育ててきた父親の姿を見てきたからかもしれない。あの父でもなんとかやれたのだから、自分もどうなってもなんとかなるはずだ。そう考えてしまうのだ(^^;
いずれにせよ、まだまだ「初めて」のことは沢山あるものだ。そんな状況を楽しみつつ、料理に舌鼓を打った。