また一つの時代が終わったような気がする・・・
2007年 05月 28日
学生時代、スキーの行き帰りなどによく聴いていた記憶がある。暗い夜の雪道を走る車から流れてくる曲は、眠気を覚ましてくれるとともに、頑張って生きていこうという充実感を与えてくれるものが多かった。
ZARDの曲もそのうちの一つだった。フレーズを聴けば、今でもその歌声を思い出すことができる。
ちなみに、昔、実家に帰ったとき、一番下の弟の音楽コレクションのなかにZARDのアルバムを見つけて、ふと親近感を覚えたことがあった。
一番下の弟とは年が離れていることもあって、一緒に過ごした時間の記憶が少ししかない。だから、彼のことはよく知らないし、彼も私のことはよく知らないと思う。ただ、同じ音楽を聴いているということが分かって、なんだかホッとしたのだ。きっと弟はそんなことさえ知らないだろう。
ただ、思うに、ZARDは、こんなところにも音楽の力があるのだということを教えてくれたアーティストの一人だった。
別に熱烈なファンだとか、追っかけだとか、そんなのではなかったけれど、訃報に触れて、なんだか一つの時代が終わったような感じがして、とても悲しい気持ちになった。ご冥福をお祈りしたい。
参考:「ZARD坂井泉水さん、闘病中の病院で転落死」(asahi.com)