手酌でいこう!と声を大にして言いたい・・・
2007年 06月 15日
仕事上でのお付き合いの場合、自分が立場的に下っ端になることが多く、お客さまや上司などに気を使いながら、グラスが空いていないかチェックし、ビールが少なくなれば注文し、焼酎が少なくなれば、水割りやお湯割りを作る。ゆっくり食べたり話したりする気分になれない。
もちろん、仕事だから仕方ないのかもしれないが、貴重な時間を使って気を擦り減らしているのかと思うと、なんだかバカバカしくなってくる。
もちろん気を使わずにお酌できる仲間というのもある。スキー仲間や高校・大学時代の仲間などで飲み食いするときは、気心が知れているせいか、かなりリラックスしている。(おかげでこれまで色々迷惑をかけてきたこともあるが...(^^;;)
ちなみに、世の中には、「手酌の会」なるものがあるようだし、シリコンバレー地方版の「手酌ということで」というエントリーにあるように、自分のペースで飲み食いしたいという人もいる。
それでも日本や韓国、中国などの人たちと飲むときには、相手に対して気を使うということが、いまだ最大の「おもてなし」なのかもしれない。個人が最大限尊重され、飲み食いするペース、さらには生きるペースまで、個人に委ねられるといった世界はほど遠い。
ということで、「今日は手酌で行きましょう~♪」と声を大にして言いたいところだが、まあ、なかなかそれも難しい状況が続く今日この頃・・・
ちなみに、ドイツでは「ビールを注ぎ足す娘は嫁に行けない」という言葉があるそうです。ご参考までに・・・→http://nomi.exblog.jp/4825402/
ドイツでは、ビールを1杯注ぐのに、とても時間をかけることがありますね。これは、そのビールに最適な泡を作るためだと聞いたことがあります。不用意な注ぎ足しは、そんなふうに作られた泡を台無しにしてしまうのでしょうね。
手酌でもお酌でも、疲れない気配りができるようになればいいのですが、なかなかそこまでオトナになるのは私には難しそうです。