「最近どうだ?ちゃんと自分のやりたいことをやりたいようにやってるか?人生は一回きりだぞ。」
2007年 06月 24日
しかし...
電車は、降りたかった駅に止まらず、通過してしまった。
一気に汗が噴き出してきた。
これでは間に合わない...
なぜその駅に止まらないのか?一番前の車両に乗っているので、車掌に聞こうとおもったら、運転席に車掌の姿はなかった。ちなみに、周りには乗客も一人もいなかった。
乗客がいなくても電車は走るが、車掌がいないのに走るのか?
というか、もしかして、この電車、暴走しているのでは...
何かの間違いなのか?
・・・
と思っているうちに、運転席にあった白い電話が鳴った。ビジネスホテルに据え付けられているような電話だった。
電話が鳴り続けるものの、車掌がいないので、誰もその電話に応答しない。仕方なくその電話をとってみたら、なんと、自分の父親からの電話だった。声を聞くと、ふと、父親の顔が頭の中を過ぎった。
「なんでここにいることが分かったんだろう・・・」といった疑問が湧き上がる間もなく、次のような言葉が浴びせられた。
「最近どうだ?ちゃんと自分のやりたいことをやりたいようにやってるか?こっちは、降りたかった駅に降りられなくって焦っているのに、いきなり電車の中の電話でそんなこと言われても...
人生は一回きりだぞ...」
と思っているうちに、電車が とある駅に滑り込んだ。
「うー... もう降りなアカンから、切るで~」と言って、受話器を戻した。
降りようとして運転席のほうに向かうと、その奥に、さらに運転席のようなものがあって、そこに車掌が2人、乗車していた。
「お客さん、どうして、手前の駅で降りたかったんですか?普通、みんな、この駅まで来てから降りるものなのですが。」そんな会話を交わして、ホームに降り立った。
「次の目的地に行くために、手前の駅からバスで移動しようと思っていたんです。ちょうど乗り継ぎのいいバスがあるということを調べていたので。」
「そうですか。お気をつけて。」
***
そこで、ふと目が覚めた。そして、夢の中の出来事だったということに気がついた。
夢の中に出てきた父親は、自分の分身だったのだろうか?
久しぶりに汗の出るような夢を見たような気がする。この夢は、何を意味しているのだろうか?