口コミの達人の話

ガスエネルギー新聞(2007年11月7日)の「Let's go ウィズガス」のコーナーで「口コミの達人 山口こまさん」という記事が掲載されていた。
 大阪ガス導管事業部大阪導管部建設チーム建設第1グループの山口こまさんは、大阪導管部で2年連続機器販売トップを誇る社内のちょっとした有名人だ。営業とまったくかけ離れた部署にもかかわらず、多くの機器を売る理由は強力な口コミにある。・・・
 山口さんは1980年に入社し事務職についていたが8年目に現在の導管部門に配置換えとなり、以来19年間導管一筋。ガス管の引込み工事終了後、建設会社や電力会社、NTT、上下水道局、大阪市などの道路管理者などと現場で立会い、大阪ガスが復旧すべき面積を折衝して決める仕事(面積立会)や、大阪市の土木関連部署や警察を回るガス工事の申請を主な業務とする。
 「作業服を着て、男性相手の外回りが中心。3年くらい前から行く先々で一仕事終わった後、この人はと思えるキーマンに『今ファンヒーター安いから奥さんに教えてあげて』というふうに、ちらしを渡して声をかけ始めた。そのうち、その人たちが事務所などにパンフレットを置いてくれるようになって、2年前からは全然知らない人からも連絡が入るようになった」という。
今では携帯電話のメールに知り合いの婦人警官から『友人宅の給湯器が壊れたから紹介して』など、ひとりでに注文が舞い込むというからすごい。
 ただ、昔から機器販売に熱心だったかというとそうではない。きっかけは3年前の自宅のプチリフォーム。
 「浴室にテレビが欲しくてショップに行ったらミストサウナを勧められ、ディリパで家族そろって体験したところ気に入った。旧式の浴乾を外しミストを付け、給湯器も替えた」
 そのときのショップ担当者の対応が非常に良く、これが縁でその担当者と親しくなり、情報や営業ツールをもらう代わりに、自分に来た注文はすべてその人につなぐようになった。・・・
 そこで、口コミの極意を聞いてみた。まず大事なのは仕事相手でも近所の人とでも、日頃からプライベートな話ができるくらい親しい関係を築いておく。ショップからマメにお得情報を仕入れ、その情報とともにガス機器の快適性を、決して押し付けがましくならないようにPRする。
 迅速な対応も重要だ。注文があったらすぐにショップ担当者に連絡する。
 「ややこしい話はNG。『キャンペーンでこれ安いで』くらい。仲の良い人には『この型ならもっと安くなるで』とか、ちらしにないお得情報をこそっと伝える」
 特別情報を得た人はさらに口コミの輪を広げてくれる。今年度山口さんはファンヒータ19台、エコジョーズ4台、ガラストップ8台、浴乾2台、ミスト2台、アイルス1台を売り上げた。
 「スタートは種まきから」と笑う山口さん。まずは自分で機器を使って快適性を実感し、近しい人から情報発信するというのがセオリーのようだ。
導管事業部という営業とはかけ離れた部門で機器を販売しているというところがスゴイ!と思ったのでメモ。
 
by yoshinoriueda | 2007-11-07 21:35 | エネルギー・環境 | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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