アルゴア君、VCのパートナーに!
2007年 11月 14日
米大手ベンチャーキャピタル(VC)のクライナー・パーキンズ・コーフィールド&バイヤーズ(KPCB)は(注:2007年11月)12日、アル・ゴア前米副大統領をパートナーに迎えたと発表した。同氏は地球温暖化問題への取り組みが評価され、ノーベル平和賞の受賞が決まっている。ゴア氏の豊富な人脈などを活用し、環境系ベンチャー企業の発掘や支援につなげる。とのこと。ノーベル平和賞を受賞したアルゴア君、今度は、シリコンバレーを代表するVCであるKPCBのパートナーに!
KPCBはゴア氏が会長を務める資産運用会社、ジェネレーション・インベストメント・マネジメントとの提携も発表。ジェネレーション社は英ロンドンと米ワシントンに拠点を持ち、環境対策に優れる上場企業などを投資対象に据える。
KPCBは、グーグルやアマゾン・ドット・コム、サン・マイクロシステムズなどへの投資実績を持つシリコンバレーの最有力VC。ここ数年は次世代エネルギー関連など環境系ベンチャーへの投資に特に力を入れている。
これに関連して、KPCBのウェブサイトでは、
"KPCB celebrates 35 years of fueling innovation this year", said Mr. Doerr. "But today marks a turning point for climate entrepreneurs around the world. Generation and our new Partner Al Gore will help innovators and entrepreneurs accelerate their business, technology and policy solutions for the most critical problem of our time."といったJohn Doerrの言葉が紹介されている。
アルゴア君のセレブリティーで、KPCBには、また新たなディールフローが出来るのだろう。どうなるか、ちょっと楽しみだ。