地球温暖化の中期目標に関する意見交換会(大阪会場)に出席

昨日、大阪で開催された地球温暖化に関する中期目標に関する意見交換会に出席したので、一応メモ。蓋を開けてみれば、選択肢1のレベルを推す意見が大半。なーんだ、みんなそんなふうに思っているなら、こんなに一生懸命選択肢1を主張しなくてもよかったのか…やはり、莫大な温暖化対策コストがかかるということを考えると、これまでの努力を継続するということに落ち着くというわけか。世の中、ゼニですな(^^;;

神戸大学の学生が意見を述べていたが、学生らしく理想的なコメント。関西ではそれなりに優秀な大学なのだと思うが、目標達成に向けた具体的な方法が提示されるわけでもなかったので少し残念。理想はいいが、何か実現できる手段をもっていなければ、それは無責任だと思う。シリコンバレーでも、多くの理想に燃える学生を目にしたが、それでも彼らは、地に足の着いた議論ができる人も多かったことをふと思い出した。

高い目標を掲げて欲しい~!というNPOの女性は、そのうち核戦争が始まる~といったことも交えて感情的なコメントをしていたが、「何を言ってるんや」という声が後ろの席から聞こえてきた。感情的になるのは勝手だが、それで日本の将来が決められてしまうのは、勘弁してほしい(××)

IPCCなどの科学的な知見を踏まえて高い目標を掲げるべきという意見もあった。地球温暖化については、そのメカニズムが完全に解明されているわけではない。IPCCの言うことを信じること自体、科学の進歩を否定することにもなりかねない。科学の進歩は、常に、常識や定説を疑うところからスタートするのだから。権威を妄信する人や、自分の頭で考えない人にとっては、IPCCの言っていることとか、国際会議で発表された論文とか、そんなことを必ず正しいと信じているのかもしれない。確かに正しいかもしれないが、間違っていることが多い。メディアも無責任に煽りすぎ。

意見交換会に出て、意見を聞いて、自分の考えていたことが少し違うのではないかと感じた人もいたようだ。その人は、目標は高いほうがいいと思っていたようだが、コストが提示され、いろいろな意見を聞いていてやはり選択肢1または±0%程度がいいのではないかという意見に変わったようだ。やはり、これまで、正しい情報、特にコストの情報が伝わっていなかったということだろう。

そのほか、無理な目標と急激な変化はリバウンドを起こすので避けてほしいとか、世界にハメられないようにすべきだとか、正直者がバカを見るようなことはやめてほしいといった意見もあった。

鎌形参事官は、被害コストを考慮すべきとしきりに繰り返していた。選択肢1という意見が多いためだろう。しかし、世界の4%しか排出していない日本がどんな選択肢をとろうとも、世界に与えるインパクトが少なく、被害コストは、大量排出国の削減に大きく左右される。そうであるならば、すでに温室効果ガス削減対策が進んだ日本だけが多額のコストを負担するのは、あまりに不条理だろう。鎌形参事官が叫べば叫ぶほど虚しく聞こえた。

なんだかんだ言っても、選択肢1なんだなぁ~♪ みんなでパブコメを出そう!5月16日締め切り!

参考リンク:「地球温暖化対策の中期目標に対する意見の募集(パブリックコメント)について(pdf)」

  by yoshinoriueda | 2009-04-23 22:18 | エネルギー・環境 | Trackback | Comments(1)

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Commented at 2009-04-24 12:24 x
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