所詮REDDだろ?REDD+?REDD++?
2009年 11月 16日
【パリ福原直樹】フランスのサルコジ大統領とブラジルのルラ大統領は14日、パリで会談し、来月コペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に向け、先進国が90年比で、50年までに温室効果ガスを80%以上削減することなどを求める共同宣言を採択した。両国はこの宣言を元に、会議に向けて世界のガス排出量の計4割を占める米中両国に大きな譲歩を求める考えだ。とのこと。だから、REDDだろ?!いやREDD+?さてはREDD++?ま、所詮そんなところで...
仏・ブラジルはまた(1)50年までに世界全体でガスを50%削減する(2)発展途上国には別に達成可能な目標を求める一方、先進国がガス削減に向け財政援助する(3)12年をメドにガス削減などを監視する「世界環境機関」を作る--などを求めた。
宣言採択後、ルラ大統領は、今週にも米中首脳がこの問題で会談することに言及。「両国は自国の利害だけに基づき(数値目標で)同意すべきでない」と話した。仏・ブラジル首脳は会議に向け今後、米中や欧州、アフリカ諸国などに接触、宣言に沿った譲歩を求める意向だ。
ブラジルは13日、全く対策を取らない場合に比べ、20年に約36~39%のガス削減を行うとの同国初の数値目標を発表していた。