国立環境研究所の予算は事業仕分けされないのか?!

地球温暖化問題に関する閣僚委員会の下のタスクフォース会合で、臆面もなく環境省や福山外務副大臣の意図に沿った恣意的な試算結果を提示した国立環境研究所。

彼らの給料や事業に関する費用は、税金でまかなわれている。麻生政権時代の中期目標検討委員会でも散々指摘してきたが、彼らは国の研究機関にいながら、国益を考えず、いい加減な結果ばかりを提示している。自分達が事業を回して本当にGHG削減を達成するんだというつもりなら、それをやってみろ。当事者意識ゼロの批評家集団などいらない。

そんなところになぜ税金が使われなければならないのか。最近ひどく憤りを感じる。

こんなところに税金をつかうくらいななら、スーパーコンピュータや宇宙開発にカネを回したほうがまだましだ。なぜなら、無責任で批評しかしないところからなんのメシのタネも生まれないが、科学技術の開発への挑戦はメシのタネを生む可能性がゼロではないからだ。

刹那的なすべての民主党関係者や、蓮舫、泉健太内閣府政務官、金田康正東大院教授、松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長、飯田哲也など、先見性のない愚かな仕分け人がこの国の未来を潰していくのだろう。

科学技術関係施策の優先度判定等の実施に関する意見募集」と称してパブコメを募集するようなので、連休中に考えて書き込むべし。

ま、とはいえ、書き込んでも、心ある官僚はちゃんと分かっているだろうし、読んでくれるだろうけれど、民主党は、自分達の意見にそぐわないものはすべて抹殺するつもりだろうから、その声が届くかどうか分からないけれど...

またもや無力感に襲われる...

参考サイト:
事業仕分けWS3 まとめウィキ FrontPage †
緊急メッセージ、未来の科学ために@科学政策ニュースクリップ
 



参考記事:

【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨
 政府の行政刷新会議の13日の仕分け作業は、次世代スーパーコンピューターの開発予算に事実上の「ノー」を突きつけた。議論の方向性を決定づけたのは「(コンピューター性能で)世界一を目指す理由は何か。2位ではだめなのか」という仕分け人の発言。結局、「科学技術立国日本」を否定しかねない結論が導かれ、文科省幹部は「日本の科学技術振興政策は終わった」と吐き捨てた。

 次世代スパコンは最先端の半導体技術を利用。ウイルス解析や気候変動問題のシミュレーションなど広範な研究での活用が期待されている。「1秒あたり1京回」という計算速度が売りで、現在、世界一とされる米国製の10倍の速度になる算段だ。平成24年度から本格稼働の予定だが、総額約700億円の国費が今後必要なため、財務省は見直しを求めている。

 この日、口火を切ったのは蓮舫参院議員。その後も「一時的にトップを取る意味はどれくらいあるか」(泉健太内閣府政務官)「一番だから良いわけではない」(金田康正東大院教授)「ハードで世界一になればソフトにも波及というが分野で違う」(松井孝典・千葉工業大惑星探査研究センター所長)などと、同調者が相次いだ。

 文科省側は「技術開発が遅れると、すべてで背中を見ることになる」と防戦したが、圧倒的な「世界一不要論」を前に敗北。同研究所の理事長でノーベル化学賞受賞者の野依(のより)良治氏は「(スパコンなしで)科学技術創造立国はありえない」と憤慨していた。

Commented by 大和 at 2009-11-19 14:13 x
文部科学省の仕事は、質の高い教育を提供し、子供達が良い社会生活を送れるようにすることです。ところが、官僚達は、デタラメ政策で子供達の人生を台無しにしました。
大学を天下り機関に変え、世界最低にまで堕落させたのも文科省です。
不登校、退学者20万人、引きこもり、ニート60万人という現実こそ、文科省官僚の無能と腐敗を明らかにしています。文科省こそ、日本社会を衰弱させる最大のガンです。「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)を読むと、すべてが分かります。
文科省官僚が事業仕分けに文句を言うなど、大きな間違いです。
文科省自体を事業仕分けして廃止し、官僚を解雇して予算削減すべきなのです。
by yoshinoriueda | 2009-11-18 22:52 | エネルギー・環境 | Trackback | Comments(1)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


by yoshinoriueda
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