2009年 07月 29日 ( 1 )

 

「政党政治の精神」を考える(佐々木毅)

元東大総長の佐々木毅氏の「『政党政治の精神』を考える」というコラムが公研2009.7号に掲載されていた。ふふん、と納得できる点もあれば、正直、良く分からないところもあったが、面白いと思ったところを2箇所。
官僚制の基本的な問題点は、彼らは「間違った」とは絶対言わないことです。全部成功したことになっていて、その結果ひどいことになっている。・・・「あの先輩がこれやった」ということで、政策を否定できないのです。だから、だんだん、上っ面の現状認識で済まそうという体質が働く可能性が高いことは認識しておく必要がある。・・・絶対誰も間違えない、素晴らしい政策をやってきました、と。
ある、ある。まさに官僚体質。民間企業でもありがちで、この体質が蔓延すると、経済合理性の判断が軽視され、政治的判断という名のゴリ押しや派閥争いが繰り広げられるようになる。キタナいものですな~

もう一つはこちら。
思想信条と政策は無関係では在りません。しかし、思想信条が政策そのものだというのは、私は基本的に反対です。政治家は政策をやるもので、思想信条を表明するために政治家になったわけではない。
日本の政治家に、法律の条文を書く能力がある人がどれだけいるのか。政治的判断や裏工作ばかりしていて、国の仕組みを考え、それをプログラムを書くように法律の条文に落とし込んでいける人がいるとは思えない。

結局、利害関係者である民間企業と、官僚の言いなりになる御用学者と、官僚がよってたかって調整し、国益や政策目的が曖昧になった法律や規制が出来上がっていく。官僚は、自分の判断による結論に責任を負わないので、御用学者にその責任を負わせる。

こうやってもたれあいの体質が出来上がっていく。こちらも、キレイとは言い難いところがあるような感じ...

もうすぐ選挙。果たして、この国の政治はどうなるのか。行政は?そして、私達の未来は?

  by yoshinoriueda | 2009-07-29 21:21 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE