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「勇気 Courage」(バーナード・ウェーバー著、日野原重明訳)

「勇気 Courage」(バーナード・ウェーバー著、日野原重明訳)という絵本に出会った。日本語と英語が併記されていて、「すごいのから、毎日出合うのまで、勇気がいっぱいの絵本です。」と紹介されているように、絵本の中ではいろいろな勇気が紹介されている。

絵本ではあるが、これは、子供だけのものではない。大人にも役に立つような言葉に満ちている。子供だけでなく、大人にも読んでもらいたい一冊だと思う。絵に合わせた訳がなされているため、直訳とはなっていないが、英語・日本語とも、味わい深い。例えば、
Courage is starting over.
こわされても、また やりなおすのも ゆうき

Courage is holding on to your dream.
ゆめにむかって ふいて ふいて ふきつづけるのも ゆうき
などなど。読み進めるうちに、次の言葉が書かれたページを見たときには、恥かしいけれど、涙が出てきそうになった。さよならが言えず、自分に勇気が足りなかったときのことを思い出したのである。
Courage is sometimes having to say goodbye.
わかれなければ ならない ときには さよなら いえるのも ゆうき
今年は前半をアメリカのシリコンバレーで過ごし、後半を日本で過ごした。激変の年だった。さまざまな決断を迫られた年だった。そんなこともあって、ほんとに多くの人にお世話になった。感謝しています。ありがとうございました。

そんな様々なことを思い起こしながら年を越したいと思う。

よいお年を!

  by yoshinoriueda | 2005-12-31 21:00 | いろいろ読んで考える! | Trackback(1) | Comments(5)

最終消費者を近くに正しく感じる感覚

プロスポーツが成り立つのは、最終的にお金を払う観客やファンがいるからである。プロスポーツ選手は、その最終消費者が満足できるよう努力すべきである。先日のエントリーで触れたイチロー氏の態度にも、はっきりそれが見てとれる。

ビジネスでも一緒。最終消費者となるファンや観客に相当する顧客が何を求めているのか、それはなぜ求められているのか、それを理解した上で、商品やサービスを提供しなければならない。それは、営業であっても、企画であっても、技術であっても同じである。

ここで気をつけなければならないのは、最終消費者が変化するということ、あるいは変化しないということと、最終消費者に時間的・経済的余裕が必要であるということである。

最終消費者は時代とともに変わっているし、地域とともに変わっている。どんなものが受け入れられるのかは時代や地域で異なる。また、絶対数も異なる。日本では、この最終消費者になる人口が減っている。一方、経済発展著しいインドなどでは、中流階級だけで日本の人口の半分くらいはいるのではないだろうか。そんな変化を見逃すと、ビジネスや産業は衰退する一方である。

最終消費者に必要なものとして忘れられがちなのは、時間的余裕である。スポーツで言えば、スポーツを観戦する時間、グッズを買いに行く時間、自分がプレーしてみて楽しむ時間などなど。あるいは、デジタル家電なら、買ってそれを楽しむ時間、

そんな時間は、与えられるものではなく、作り出すものである。だから、優先順位を高めてもらえるような工夫や仕組みが必要で、そういったものが織り込まれていれば、最終消費者は、それにより多くの時間を割くことになるだろう。見ていて面白い選手やプレーが続出すれば、それに虜になるだろう。使い勝手がよく、便利なら、何度もそれを利用するだろう。

そう考えると、ビジネスというのは以外に単純なものなのかもしれない。分析に分析を重ね、データだけはたくさんあるという状態は、大切かもしれないが、あまり重要ではないのかもしれない。要は、最終消費者というものを近くに正しく感じる感覚が一番大切なのだろう。

  by yoshinoriueda | 2005-12-31 08:17 | VC・VB・イノベーション・mgt | Trackback | Comments(0)

旧友との再会

明日は大晦日ということもあって、あちこちで新年を迎える準備をしている光景を目にした。例えば、久しぶりに旧友と会うため、大阪の下町を歩いていると、家の庭先で餅つきをしている光景を目にした。早くもしめ縄飾りを玄関につけている家もあった。

今日会った中学以来の旧友は、バイオ関係の弁理士とIT関係の研究者。普段は第一線で活躍しているようだが、子供を連れていると、どこにでもいそうなお父さんである。

そんな光景を目にして、ふと思い出したのが、週刊エコノミストの記事「仕事から学ぶ父親の子育て7カ条」(2006.1.10 p.78-80)。母親から子供の情報収集をして、営業トークのように子供の興味ある話から会話をスタートさせ、スケジュールに子供との約束を入れろ...といったものから、「費用対効果、時間対効果などのビジネスマインドを持ち込むな」といったアドバイスなどが書かれていた。

これらのアドバイスの中で、そうそう!と共感したのは、「伝えたい大切な話は、子供が理解できなくても語り続けよ」というもの。子供は、分かっていないようで、何か雰囲気のようなものを感じ取るような気がする。だから、難しいかもしれないけれど、自分が大切だと思うことを話して聞かせることは大切なんだと思う。それが、親子の間での価値観の伝承といえるのかもしれない。

さて、旧友と話をしていると、つい、「子供って仮面ライダー響鬼を見てても、結局、話の内容は分かってないんだよな~」といったような子供の話になるのだが、それが実は「いや~、大人でも聞いてない奴は、聞いとらんぞ~」という話になり、「なんだ、大人もか。」と安心(?!)したりする(^^;

挙句の果てに、20代半ば・日本人・日本で生まれ育った・大学院修士課程修了といった部下が、日本語ができないのだから、子供がちゃんとした言葉を使えなくても仕方ないなあ~(^^;といった話に発展してしまったりする...。まあ、大人のほうは、それはそれで悲しいのだが、しかし、それも現実ではあるようで...。

いろいろ話をしていると、すっかり辺りは暗くなっていた。帰りの電車に乗るなり、旧友の子供は、父親である旧友の腕にすがりながら寝息を立て始めた。今年は、子供達を襲うさまざまな事件が表面化して、悲しくなることが多かったが、旧友の親子の姿を見ていると、平和な日々を垣間見たようで、少し救われたような気がした。

  by yoshinoriueda | 2005-12-30 23:55 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

「勉強してますか?」(村上信夫氏)

村上信夫氏は、テレビの料理番組などで目にすることが多かったが、ニコニコ笑いながらもその目は笑っていない。帝国ホテルの総料理長だったというだけでなく、NHKの「きょうの料理」の講師だったこともあって有名であるが、その村上氏の口癖の一つは「勉強してますか?」というものだったらしい。

料理人の世界は、皿洗いや皮むきなどから始まる厳しい世界で、味は盗むものといわれる。そんな世界におられ、苦労されたようである。そんな世界は、コンピュータの世界で言えば、ちょうど、専用のソフトウエアがなければ動かない「電子計算機」の時代なのかもしれない。

その村上氏は、帝国ホテルの料理のレシピを纏めて公開した。オープンになれば、教えてくれないからという言い訳は通用しない。新たに勉強しなければならない。レシピが公開されているということは、コンピュータの世界で言えば、ちょうど、オープンソースの考え方に近いのかもしれない。

「硬さは、鼻の横くらいがいいです。」といった表現、「おもしろいでしょ~」とニコニコしながらいう口調。勉強家でありながら、人に伝わるプレゼン能力と人を魅了する人柄。料理人だけでなく、多くの人が人間として見習うべき点は多いのかもしれない。

きっとビジネスでも同じであろう。勉強していますか?

  by yoshinoriueda | 2005-12-29 11:45 | 旅・風景・グルメ | Trackback | Comments(0)

新春特別対談:常識に挑み夢を掴む イチロー&ハワード・シュルツ

日経ビジネスの2005年12月26日・2006年1月2日号では、Talk in Seattleと題して、シアトル・マリナーズのイチロー氏とスターバックスコーヒー会長のハワード・シュルツ氏の対談が掲載されていた。

イチローは、「一選手としてできることは、観客を楽しませること」という意識、「自分は何で給料をもらっているのか」という意識を持って「野球」という仕事をしているようだが、これはとても大切な意識だと感じる。と同時に、プロとしての厳しさ、自分の甘えを感じざるを得ない。

プロとアマの違いは、「勝負の世界にいると・・・ミスはなかなか忘れられない・・・アマチュア・・・は、うまくいったことを覚えていて、ミスは忘れている。そこがプロかアマチュアかの違いだと思います。」という発言に見てとることができる。成功体験というのは、うまくいった体験であるが、それを覚えていて、それに囚われるというのは、所詮、アマチュアといわざるを得ないのかもしれない。

この対談の中で、イチロー氏の目標達成力を垣間見ることができる発言があった。
高い目標を成し遂げるには、意識が大切と思います。ものすごく遠くの目標だけを立てていると、今いるところとのギャップが大きく、(ゴールは)なかなか見えてきません。基本的なことではありますが、高いところへ行くには、下から積み上げていかなくてはなりません。常に近い目標を持ち、その次の目標も持っておく。そうしてこそ遠い目標もいずれ見えてきます。・・・遠くばかりを見ていたら、いつまでも遠くにいけない・・・
これは、大きな目標を小さな目標に「自分で」分割し、達成感を積み重ねることで、大きな目標を最終的に達成するということと同じようなもので、ビジネスでも応用することができる。

まもなく酉年も終わる。飛ぶことはできないけど、跳ぶことはできるんだろう。一気に高く飛ばなくてもいい。一段一段跳んでいけばいいのだから。

  by yoshinoriueda | 2005-12-28 23:30 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

海の向こう側で頑張っている友へのアドバイス

海の向こう側で頑張っている友にアドバイスするとすれば、何を言うべきなのか。いろいろ考えたけれど、結局次のような言葉となった。
知識やスキルだけでなく、さまざまな経験も積んで、自分をさまざまな面で支えてくれる仲間を1人でも多く作ることをオススメします。
結局、人生は、人との出会いで決まる部分が大きいような気がする。シリコンバレーでもそうだった。多くの人に出会ったけれど、その中でも何人かの人には大きな影響を受けた。

「人は一人では生きられない」という言葉を聞くことがある。聞くたびに、「そんなことは無いだろう」と思っていた。しかし、それは真実である。誰しも、誰かのお世話になり、誰かに支えられて生きている。忘れがちだけれど。

今年もいろいろな人にお世話になった。アドバイスを考えながらそんなことを思った。「本当にありがとうございます。」そんな気持ちで一杯である。

  by yoshinoriueda | 2005-12-27 23:30 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

海の向こう側で頑張っている友との話で出た3つのキーワード

海の向こう側で頑張って勉強している友が、年末ということもあってか一時帰国していたので、久しぶりに会うこととなった。慣れない勉強にいろいろと苦労しているようだが、そんな影は少しもなく、なんだか以前と変わらない雰囲気だった。

話の中で、いくつかのキーワードが出てきていたのだが、中でも印象に残ったのは、「大学みたいな会社」「タイミングがすべて」「止まらない好奇心」という3つのキーワードだった。

「大学みたいな会社」とは、失敗しても責任をとらなくてもいい、いってみれば寛大に勉強させてくれる会社とでも言えばいいのだろうか。いい経験が積めるというわけではなく、会社勤めするということで無為に時間が過ぎていく~といったニュアンスも含まれていて、気楽といえば気楽だけれど、当の本人にとっては、笑い事ではすまない話...

「タイミングがすべて」という意見は、常々感じているものと全く同じ。常にタイミングが合うはずなんてないのだけれど、やはり、タイミングというのは大切で、現実には、これによってチャンスを掴んできた人もたくさんいるし、逆にこれがずれたことで、すべての努力が水の泡となるといったことも往々にしてある。

「止まらない好奇心」も大切なキーワードだと思う。止まらない好奇心は、いつも持ち続けていたいと思うもののひとつである。これがあるからオタクといわれるまで突っ込んでしまうこともシバシバなのだが、性格なのか、やめられない(^^;

今回、実際に会うまでの連絡は、たまたまみんなGREEでも登録していたこともあって、そのメールを活用していたのだが、改めて便利さを実感した。メールアドレスが分からなくても繋がるというところが一番イイッ!そう考えると、なんでみんなGREEmixiのようなSNSを使わないのだろう?(メーリングリストや掲示板よりも格段に使いやすいような気がするのは私だけかな…)

と、それはともかく、海の向こう側で頑張っている友にエールを送りたいと思う。

ガンバレ!

  by yoshinoriueda | 2005-12-26 23:49 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

「事務・文系」と「技術・理系」

個人的には、常々、「文系と理系の差」あるいは「事務と技術の差」のようなものは、もはや無意味だと感じているのだが、普段の仕事の中では、みんなどちらかに色分けしたがっていて、事務屋と技術屋の確執のようなものに発展していることを目にすることがある。ひどい場合は、お互いを馬鹿にしているようなことさえ見受けられる。

自分の体験に基づいた感想でしかないが、やはり事務・文系の人がする仕事は、技術・理系の人がする仕事よりも数段楽だと感じる。機械は操作を誤ったり、メンテナンスがおざなりだったりすると、人命にかかわる事態に発展することがあるが、営業や企画の仕事は、直接的にそのような事態に発展することはない。

幸か不幸か、どちらの現場も経験してきたが、やはり、「事務・技術」「文系・理系」といった区別は、「経営」とか「事業運営」といった視点で見ると、あまり意味がないと思える。主体的にビジネスに係わるのならば、どちらもそれなりに理解しておくべきだし、お互いに敬意を払えるような関係づくりは大切だと感じる。

そんな中、MOT(Management of Technology)に関する特集がなされている「オペレーションズ・リサーチ」の2005年12月号で、以下のような記述を見つけた。
「経営者が技術を学ぶ、あるいは技術者が経営を学ぶ」という発想ではなく、どのような職に就いても、リーダーであろうとすれば、21世紀のビジネス・社会生活に大きな影響を及ぼす基本技術動向を把握することは不可欠であるとの認識に立ち、広範囲に亘る要素技術動向の洞察に基づき、個別的な技術的価値を経済的価値に変換・評価する能力を涵養することが必要である。
生涯エンジニアという生き方もカッコいいし、それもアリだと個人的には思うのだが、ビジネスという視点でモノをみるなら、技術を理解し、経営を理解するということについては、どちらも大切だと思う。もちろん、どちらかが得意かということは出てくるかもしれない。しかし、どちらも理解するのだという気持ちだけは忘れてはならないような気がする。

  by yoshinoriueda | 2005-12-25 16:32 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

Merry Christmas!

a0004752_16381738.jpg町で見つけたクリスマスデコレーション~♪

サンタクロース、来るかな?

  by yoshinoriueda | 2005-12-24 23:59 | 旅・風景・グルメ | Trackback | Comments(0)

グローバルカタリスト・パートナーズの大澤氏のポッドキャスト

NaotakeさんのSotto Voce: The Art of the BlogSilicon Valley Tour: Osawa-san Interviewと題したエントリーがあって、そこで、私がお世話になったグローバルカタリストパートナーズ大澤弘治氏のポッドキャストが公開されている。

このポッドキャストは、第4回JTPAシリコンバレーツアーのプロモーションの一環であるが、シリコンバレーで活躍されている大澤氏のナマの声を聞くことができる貴重なものだと思う。

また、このNaotakeさんのSotto Voceでは、梅田望夫氏のポッドキャストも紹介されている模様。(参照:Interview with Umeda-san: Podcast

シリコンバレーツアーの受付は、間もなく終了。街はクリスマスのムードが漂っているが、これからのキャリアを大きく左右する貴重な機会になると思う。特に、関西方面からの参加者は少ないらしいので、是非、積極的に参加して欲しいと願う。

参考:
絶対オススメッ ☆ 第4回JTPAシリコンバレーツアー ☆ まもなく募集開始!

  by yoshinoriueda | 2005-12-23 23:59 | VC・VB・イノベーション・mgt | Trackback | Comments(0)

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