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Suntory Yamazaki Distillery

サントリーの山崎蒸溜所を訪れた。1本100万円の「山崎50年」が作られたこの山崎は、「水生野(みなせの)」と呼ばれた名水の地。山崎のウイスキーは、ここでとれる名水をマザーウォーターとして作られているそうである。ゴールデンウィークのせいか、見学ツアーは30分毎に開催されており、しかも大盛況

そんな喧騒とはうってかわって、貯蔵庫では、樽につめられたウイスキーが、ひっそりと佇んで、熟成されていた。熟成の途中で蒸発してなくなる分は、「天使の分け前(angels' share)」と呼ばれるようだが、貯蔵庫の静けさは、そんなロマンティックな雰囲気を感じさせるものである。
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試飲した山崎12年は、ストレートで飲むのが一番味わい深かった。普段は手頃なシングルモルトウイスキーのLaphroaig 10yearsを食前に飲むことがあるが、その強い香りとは対照的なくらいまろやかだった。山崎のシングルモルトを見直した一日だった。

<参考>
Malt Wistkey シングルモルト/kazu_san)
 (シングルモルトに関する話が参考になりました。)
・記事:サントリー、1本100万円の「山崎50年」を50本限定で発売

  by yoshinoriueda | 2006-04-30 23:46 | 旅・風景・グルメ | Trackback | Comments(2)

次善の策が最良の策

最善の策を実現させることは、机上の上では簡単だ。しかし、現実世界では、最善の策を実現させることに骨を折るよりも、次善の策を実行したほうがいい場合がある。スピードが決め手になるときなどは、最善の策を実行するまでの時間をとるよりも、次善の策を実行して、早く次のステップに進むということが最良の策になることがある。

4月最後の週、そんなことを実感した。

  by yoshinoriueda | 2006-04-29 14:34 | VC・VB・イノベーション・mgt | Trackback | Comments(0)

エネルギーは大切に

下のチャートは何を示しているか。こんな動きをする株価なら、2005年年初の時点で買いだろう。
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残念ながら、これはどこかの株の価格の動きを示しているのではない。これはLNG(液化天然ガス:Liquefied Natural Gas)の全国通関統計値を示している。ほぼ一貫して上昇していることは一目瞭然である。

NBonlineの「「天然ガスよ、お前もか」 原油高に隠れた“2010年LNG問題”」という記事では、天然ガス2つの問題が指摘されている。一つは価格の問題。もう一つは、量の問題。

ヌック、カワック、ミストサウナは便利だし、エコキュートは経済的。いずれにせよ、エネルギーは大切に!


***** 以下、参考 *****

価格の問題では、原油価格に比例して、LNG価格が決まるという仕組み。これまで日本の電力会社・ガス会社は、いわゆる「『S字カーブ』を持つ契約」を結んできた。このS字カーブを持つ契約では、原油価格がある一定の価格に上昇するまでは、LNG価格は比例して上昇するが、原油価格がある一定価格を越えても、LNG価格は同じペースでは上昇せず、緩やかに上昇する。逆に、原油価格が下がった場合は、LNG価格は、同じペースでは下落せず、緩やかに下落する。

このS字カーブは、原油価格が下落した際に、LNG基地のコストが回収できなくなるリスクを回避したものだったようだが、最近は、原油価格が高騰していることから、理論上は、買い手側に大きなメリットが出る。それでも、あまりの急激な価格高騰に、ガス会社の四半期ごとによる原料費調整が追いつかず、例えば、大阪ガスの場合、未回収の原料費は約400億円に上る模様(通期(2005年4月1日~2006年3月31日)数値詳細資料(pdfファイル))。後々回収できるとはいえ、S字カーブが無くなると、この金額はさらに膨らむし、ガス代は高騰することになる。

もう一つは、量の問題。ガス田生産能力低下等に伴う量の低下、あるいは不安定化。これに伴い、絶対量に対する不足感が出ていること。また、日本と日本以外の地域との奪い合い。量の低下あるいは不安定化としては、2006.3.28の日経ネットのニュースに以下のような記事がある。
インドネシア大統領、LNG輸出の大幅削減を表明

 【ジャカルタ=代慶達也】インドネシアのユドヨノ大統領は28日、輸出量が世界最大の液化天然ガス(LNG)に関して「今後は輸出を大幅削減し、国内に割り当てる」と表明した。

 同国のLNG輸出は現在、年約2500万トンで6割強を日本に輸出している。政府では大統領の発言を受け、2009―10年に控えた日本、韓国、台湾向けLNG輸出の契約更新の見直しに着手、「このままでは契約を更新しない可能性が高い」としている。

 インドネシアでは原油生産が低迷し、04年から原油純輸入国に転落。このためユドヨノ大統領は原油に代わってガスと石炭を国内の主力電力源とする計画。しかし、欧米系石油メジャーは国内向けになると価格が安く抑えられる懸念があると反発。日本の電力ガス業界も「少なからぬ影響が出る可能性がある」と警戒している。
ガスエネルギー新聞によると、この削減の理由は、
(1)スマトラ島のアルン・ガス田での生産量低下、(2)今年6月にカリマンタン島のボンタンLNG基地で起きた火災、(3)政府内で国営肥料会社に優先供給する案が出ていること
となっている。ちなみに、天然ガスは原油と異なり様々な地域で採れる。日本でも新潟や北海道の勇払などいくつかの地点で採れる。(参考:石油資源開発の国内油ガス田
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(参考:2030年のエネルギー需給展望(中間とりまとめ) p.16より)

参考:当面の天然ガスの価格動向について

  by yoshinoriueda | 2006-04-28 19:13 | エネルギー・環境 | Trackback(3) | Comments(0)

「ただ、そばにいる」という夫婦の流儀

ベンチャー経営者・秋山咲恵さんは社長。夫が副社長。妻が上司で、夫が部下。「社長が上で、副社長が下」、即ち、「妻が上で、夫が下」という関係があたかも新鮮なように描かれていたが、上や下といったそんな関係は、視点がどこにあるかということだけであって、個人的には、ただ単に役割分担をしているだけだと感じた。上下関係では語れないのではないだろうか。

それはそうと、この夫婦の流儀は、とっても「オトナ」を感じさせるものだった。
仕事で悩みを抱えているとき、「自分の問題は自分で解決するしかない」と割り切り、決して互いに口出しをしない。ただ、黙ってそばに寄り添う。それが、夫婦にとって何よりも救いになる。(「NHK プロフェッショナル 仕事の流儀」より)
うーん、オトナだ。ただ、そばにいる。そんな関係は、ステキだなぁ。

  by yoshinoriueda | 2006-04-27 22:47 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

「稼ぎ力」と「視点」(浅井真帆社長)

エコノミストの「投資の達人」(2006.5.1)の「私のマネー哲学」というコーナーに、マチュアライフ研究所の渋井真帆社長が取り上げられていた。渋井社長が考える稼ぎ力とは、
資格でも英語力でもパソコンのスキルでもなく、自分が持っている人脈や情報、ノウハウなどの稼ぎ力の種を、お金に転換するための力
だという。そして、この力がある人は、
ビジネスのどの場で種を蒔けば芽が出るかわかっているし、芽が出たあとでどう育てれば花が咲くか、どうすればきれいな花だと周囲から評価されるかもわかる。
という。うまく表現するものだ。

こんな渋井社長に、昔、あるメーカーの副社長はこう言ったらしい。
・・・従業員はバカなままだからこそトップの命令も聞くし、利益を出しても安い給料のままで何も言わない。勤労者にお金の知識をつけさせるなんて、経営側からすればゾッとする。・・・
これが、経営者の本音なのかもしれない。特に未公開企業はそうかもしれない。公開企業なら、まだ、株主という世間の目もあるし、組合というものも存在する可能性があり、チェック機能が働く。しかし、個人事業を脱皮して、中堅規模になった会社は、往々にして、このような考え方が脈打っている可能性がある。

渋井社長曰く、「自分は自分の人生の経営者」。経営者人材には「自分が拠って立つ環境を理解し、判断するための視点」が必要だという。「視点」を持つことで、情報を収集し、「視点」をフィルターにして、判断、選択し、結論を出す。人生も、経営も、結局この繰り返しなのだろう。

  by yoshinoriueda | 2006-04-26 20:00 | キャリア・生き方・教育 | Trackback | Comments(0)

イチローより松井のほうがウワテなのだろうか?

プレジデントの2006.5.1号の記事「松井秀喜直伝!100%力を出し切る感情操縦法」を見て、ふと、そんなことを感じた。もちろん、ウワテかどうかは、判断基準にもよるのだが。

松井は、「自分が打っても、チームが負けたらうれしくない」というらしい。イチローは、「チームが勝っても、自分が打てないと、うれしくない」というらしい。記事では、次のように述べられていた。
そのイチローが、先のWBCでは、個人成績よりチームの勝利を優先し、プレーした。優勝した際には、シャンパンファイトではしゃぎまわっていた。彼も、遅ればせながら、個人と組織が不可分なことに気づいたのだ。選手あってのチームだが、同時に、チームあっての選手だということを。
このコメントは、なんだか浪花節風だと思う。イチローも松井も、チームあっての選手というよりは、彼らはすでに世界に通用する一流プレーヤーだから、それは穿った見方なのではないだろうか。

それはともかく、松井の100%理論というのは面白い。この記事では、次のように紹介されていた。
力を70%や80%しか出さないのは怠慢ですが、かといって、120%や130%出そうとすると、無理が生じます。「100%理論」というのは、いかにして自分の能力を最大限に発揮するかということなんです。・・・「100%理論」とは、日常を大切にし、きっちり準備して臨むこと。それが最良の結果を生むという信念から生まれたものなんです。
そんな松井が大切にしているのは「平常心」。松井は言う。
お客さんと一体になり、雰囲気に乗っていってはいけないと思っています。ぼくの場合は、感情を出さず、精神を常に一定レベルに保っていたほうが、結果がいいように思います。
そんな松井について、日経新聞2006.4.25にも記事が掲載されていた。そこには、武術で言われる「型」についての記載があった。
・・・松井の意識では型は習得するものではなく、独創すべき作品なのだろう。打席という自由な空間を使い、究極の円を描きたい-。難題だ。「これが一番撃てるという自分の感覚を信じるしかない」。美意識だけが創作活動の限りである。
打席が自由な空間であり、バットで究極の円を描くという芸を磨いていると形容されている。そんな松井のこれからの活躍に期待したい。

  by yoshinoriueda | 2006-04-25 21:55 | POP・movie・スポーツ | Trackback(1) | Comments(0)

「あとさき」を考えるということ

作家の高村薫氏の話が2006.4.5の毎日新聞に掲載されていた。(なんだか、えらい古新聞をみつけてしまった(^^;;)関西の財界人にとっては耳の痛い話かもしれないが、心して聞くべき話だと思う。
 神戸空港、新北九州空港の相次ぐ開港を眺めながら、「あとさき」ということを考えた。・・・
 かつて大阪商人は、商売の振興のために私財を投じて橋をかけたが、今日では官に空港を作らせて、直接の投資リスクを回避する。投資リスクを引き受けないということは、「あとさき」を引き受けないということであり、「あとさき」のないところには、もとより商売はない。・・・
 「あとさき」を考えて投資をし、儲けるときは儲け、借りた金は返す。これが商いの商いたる所以であったとすれば、そんな矜持が跡形もないいま、関西経済の復権は望み薄である。とすれば、いまやどこよりもお上べったりの大阪は、まず商都の名を返上し、そこから出直すべきだろう。
投資リスクということを考えると、これは何も関西という地域に限定されるものではない。事業を営む団体全てに言えることだろう。「あとさき」をしっかり考え、他人の責任にするのではなく、自分で始末をつける。これが事業を進めていく上での基本であることを忘れてはならないと再認識した。

  by yoshinoriueda | 2006-04-24 22:13 | いろいろ読んで考える! | Trackback | Comments(0)

以心伝心

日常生活やビジネスの現場では、以心伝心が美徳とされる雰囲気がある。阿吽の呼吸や以心伝心、場の空気を読むということは大切だが、それだけでは誤解が生じるリスクがある。誤解は、双方の責任である。そのリスクを負えないのなら、以心伝心は避けるべきだと思う。言うべきことはハッキリ言うべきだし、示すべきことは文書などでキッチリ示すべきである。

宋氏は、「「以心伝心」と無常」において、以心伝心には「人間同士が対等」であることが必要だと述べている。確かに、上司や部下という関係はあっても、人間として対等に話をすることができる関係ならば、以心伝心はありえるだろう。ただ、ビジネスの世界で、「対等」という関係が成立することは意外にない。どうしても強弱が出てしまう。そして、以心伝心でなされたことが結果として全く相手の意図とは逆の結果をもたらすことさえある。
・・・相手の気持ちをおもんぱかる「以心伝心」という言葉は、聞こえはいいのですが一方通行の状況が多いと思います。強い立場にいる人の心は弱い立場の人に伝わるのですが、弱い立場の人の心は強い立場にいる人になかなか伝わりません。「以心伝心」を美徳としてとらえるには、前提があります。人間同士が対等であり、心が相互に通じ合う場合です。そうした関係ではない「以心伝心」はアンフェアです。・・・
「以心伝心」と無常」(日経ビジネスOnline)より
この意見に私は賛成だ。そもそも、以心伝心を盾にとって、曖昧にしか物事を定義できないとか、間違った認識で相手にメッセージを伝えようとすることは、単に、自分の能力を超えていることから逃げているだけであり、卑怯だと思う。

それはそうと、奇しくも今日、以心伝心的出来事が起こった。それは、今日たまたま私が思い出した同級生が、偶然電話をかけてきたという出来事だった。JR阪和線の鶴ヶ丘の駅が、高架になって新しくなっていて、それを見て、昔、鶴ヶ丘に住んでいた同級生のことを思い出した。家についたら、久しぶりにメールを送ろうと思っていた。すると、電話がかかってきたのである。これこそまさに以心伝心?!

  by yoshinoriueda | 2006-04-22 23:48 | いろいろ読んで考える! | Trackback | Comments(0)

今朝の大阪の空

今朝の大阪の空は晴れ。
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午後からは雲が広がって寒空だったが、いつまでこの寒さは続くのだろう?

  by yoshinoriueda | 2006-04-21 22:21 | 旅・風景・グルメ | Trackback | Comments(0)

作るんじゃなくって醸し出すのか...

NHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で飲料メーカーの商品企画部長・佐藤章氏が、「開発の掟」というものを一部紹介していた。
・サプライズ 心地よい驚き
 ウソー。それおもしろいかも。2秒でそんな感覚を起こさせる。
・確信犯の一人が全てを決めていく
 民主主義はダメ。折衷はない。
・会社の都合で商品は作らない
 Yesマンはダメ。やれといわれてやったというのはなすりつけ。
最初の掟は、的を射た表現でおもしろいと思った。2つ目の掟も、3つ目の掟もごもっとも。佐藤氏の「なすりつけている」という表現は、プロ意識を感じるものがある。

商品開発から少し規模が大きくなって、事業開発の現場でも、3つ目の掟を破っていることが多々ある。上司が言ったり書いたりしたことをもとに、それに沿った企画を立案するというもの。これこそ思考停止である。

そんな掟を紹介し、今は活躍している佐藤氏だが、最初はうまくいかなかったとのこと。ビールの本場ドイツでの研修で、現地のビール職人からヒントを得たという。それは、
「作るんじゃない。醸し出すんだ。」
ということ。確かに、作れと言われれば、自分の中にあるものから生み出さなければならないような印象がある。しかし、醸し出せといわれれば、いい環境を作り、チームのメンバーの能力を引き出しながら、創り上げればいい。ここに、いいチームをどうやってつくればいいのかというヒントがあるような気がする。

  by yoshinoriueda | 2006-04-20 23:08 | VC・VB・イノベーション・mgt | Trackback | Comments(0)

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