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満月の夜

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1ヶ月のうちに2回満月があるその2回目の満月をブルームーンというらしい

ちなみに、「ブルームーン」というジンベースのカクテルもある。

満月の夜には、何かが起こる?!

何かいいことありましたか?
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  by yoshinoriueda | 2007-06-30 21:33 | 旅・風景・グルメ | Trackback | Comments(0)

Firefoxを2.0.0.4にアップデートしたら...

Firefoxをバージョン2.0.0.4にアップデートした。以前と操作性が違って違和感を感じたのは、Firefoxの特徴であるタブの操作。

これまでは、一番右端に閉じるボタンが配置されていて、タブを閉じる場合は、常に右端にマウスを持ってくればよかったのだが、これからは、各タブの上に持っていかなければならない。いつもタブを開きまくって使っているから、常に右端に閉じるボタンがあるほうが使いやすい。

しかも、タブの大きさがある程度までしか小さくならないのか、タブをたくさん開くと、左右にスクロールしなければならない。これまた、結構面倒だ。

うーん、セキュリティなどが強化されたり、バグが修正されたりしているかもしれないけれど、操作性が変わってしまって、ちょっと慣れるまで使いにくいかも...
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  by yoshinoriueda | 2007-06-30 16:35 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

前向きな言葉を使う

言っていることは同じでも、文字にしたとたん、伝わるニュアンスが変わるということはよくあることだ。そんなときは、「前向きな」ニュアンスが伝わる言葉にしたほうがいい。

例えば、何らかのアクションを起こして、その結果が出たとき、それはどちらも "effect" という言葉でも表すことができることなのだが、日本語でそれを「影響」と記すか、「効果」と記すかによって、伝わるニュアンスが異なる。

「影響」と書けば、「悪影響」という言葉もあるように、否定的なニュアンスも含まれる。中立的なニュアンスがあるともいえるだろう。逆に「効果」と書けば、「効き目」とか、「効果的」という言葉もあるように、肯定的なニュアンスが強くなる。

肯定的なニュアンスが入るということは、伝えたい内容に躍動感が出て、相手にも適切に伝わるようになる可能性が高くなるだろう。逆に、どんなに正確な言葉でも、どんなに綺麗な言葉でも、単なる形式美、あるいは単なる美辞麗句だと、人の心は動かない。当然、人からなる組織は動かない。

日本語を正しく使うということに加え、適切に使う、あるいは、効果的に使うということは、人を動かす、あるいは組織を動かすといった局面でも、とても大切なことである。
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  by yoshinoriueda | 2007-06-28 23:30 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

LNG価格はやはり上がるのか?!となるとガス代も...

新日石が卸値3円80銭上げ レギュラー140円台も」というニュースによると、
 新日本石油は27日、7月出荷分の石油製品の卸価格を、6月分に比べ1リットル当たり3円80銭程度引き上げると発表した。原油高と円安による調達コスト上昇分に加え、これまで卸価格に転嫁できなかった分も上乗せする。レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は25日現在138円90銭。7月に小売価格への転嫁が進めば昨年10月以来9カ月ぶりに140円台に乗る可能性もある。
とのことで、なんだかハイオク並みのレギュラーガソリンになりそうな雰囲気。

ガソリンではないが、ガスといえば、電気新聞(2007年6月27日付3面)によるとやはりLNG価格は上昇する傾向にあるらしい。
LNG価格上昇の兆し
長期契約の更新 一部で新方式を適用 - 原油高騰 輸出側の要望強まるか

液化天然ガス(LNG)価格が上昇の兆しをみせている。需給に応じて高騰する1船あたりのスポット取引価格ではなく、長期契約の更新にあたり価格決定方式(フォーミュラ)が見直されていることによるもの。LNG価格は原油価格に比べ高値圏では高騰が抑えられる方式が採用されてきた。しかし油価の高まりや環境対応で需要が増えていることを背景に、算出プロジェクト側が原油との連動を強める方式を主張。一部のプロジェクトではすでに新方式が採用されたもよう。今後、同様の方式が準じて起用されれば、LNG輸入価格全体に影響が出そうだ。

***

 アジア市場のLNG価格決定方式は、おもにJCC(全日本通関CIF原油価格)にリンクする形。気化設備などが必要で投資規模が大きいため、開発時点から需要家がプロジェクトに関与し長期契約を結ぶ。JCC連動のフォーミュラも価格の安定性を重視し、低価格帯でも一定の水準から価格が落ちないかわりに、高価格帯でも上昇を抑える「Sカーブ」と呼ばれる仕組みが取り入れられてきた。
 しかし、同方式は、原油価格が1バレル=10~20ドル台で推移していた時代に採用されたもので、60ドル台近辺での高止まりが続くここ数年は、JCCの60~70%程度に価格が抑えられている。このため環境面での人気に加え、価格安定・低減メリットもあることからメリットもあることから天然ガス需要が加速。インドネシアからの供給減少なども加わって、需給がタイト化し、冬場のスポット取引では通常の3倍程度の高騰も発生している。
 プロジェクト側はこうした環境変化を踏まえると同時に、生産設備コストの増加や環境プレミアムを加味すべきと主張。昨秋行なわれた中東プロジェクトとの契約更新で、原油との連動性を強め、高価格帯での価格抑制が少ない新フォーミュラを採用したことが契機となり、他のプロジェクトでも同様の動きが出始めているという。
 東南アジアプロジェクトの一部でも、4月からの契約分で同様の新方式が採用された模様。東京湾受入のマレーシア物は、4月の1トンあたりの価格は3月と比較すると、5千円~1万円程度上昇している。
 関係者の多くが「需給環境からみて、今後の新規契約や既存契約の更新時は新方式での契約をプロジェクト側が要望する可能性が強いが、日本としては現行の量を確保せざるを得ない」と指摘する。順次、新方式に移行すれば、今後、中長期的にLNGの輸入価格全体が上昇する見通しが強まりそうだ。
難しいことはともかくとして、輸入されるLNGが上がるということは、家庭で使っているガス代も上がるということ。これは、値上げではなく、「原料費調整制度」によって、「自動的に」LNGの値上がり分が反映される仕組みになっている。(参考:東京ガスの場合大阪ガスの場合

こうなってくると、マイホーム発電で高いガスを使って電気を作るよりも、電力会社から購入したほうが安く上がってくる可能性が高くなる。

うーん、やっぱり「エネルギーは大切に!」ですな。

参考:
当面の天然ガスの価格動向について
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  by yoshinoriueda | 2007-06-27 21:08 | エネルギー・環境 | Trackback(3) | Comments(1)

「失う」ということについて

失うことの重要性」というコラムに次のようなことが書かれていた。
・・・子供の人生において、やがて頻繁に何かが失われるのです。友人の信頼や最愛の家族や大事な財産まで。僕が神になり、我が子が一生、「失うこと」を経験せずに済ませられるのならいいのですが、できるはずもありません。

 失っても早く立ち直る強さ、失ってもほかで何とかする柔軟性を早く身につけてもらうしかないのです。・・・
確かに、人生、色々なものを得てきてはいるが、その一方で、色々なものを失ってきたのもまた事実。失って初めて、大きな悲しみや苦しみに苛まれるということも往々にしてある。

失うという経験を乗り越えていくことは、簡単なようで、本当にとても難しい。そして、残念ながら、失うという経験から立ち直る術というものは、経験の中で学んでいくしかない。本で読んでも、他人の話を聞いても、結局その苦しみや痛みは、経験した本人にしか分からないからだ。

そして、自分が痛みを経験することで、相手の痛みも分かるようになる。

幸せな人は、失うという経験をしたときに、誰かが支えてくれたり、誰かが応援してくれたりする。そんな誰かがいるということは、その人が「しっかりと」生きてきた証拠なのかもしれない。

自分自身も、これまでにいろいろなものを失ってきた。それでも、そんなとき、こんな私を支えてくれた人たちもいた。そういう意味では、自分は「幸せ者」だと思う。でも、だからこそ、ここまでやってこれた。今は、本当にそう思う。

出会った人、別れた人、すれ違っていった人。得たもの、失ったもの。全てに「ありがとう」といいたい。ありがとう!
 
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  by yoshinoriueda | 2007-06-26 20:10 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

ビジネスを成功させるためには「適切な助言ができるアドバイザー」が必要だ!

技術はいいモノを持っている。ノウハウもある程度持っている。しかし、展開しようとするビジネスのツボが分かっていないという状況は、往々にして日常茶飯事のように存在する。

人間は経験から考える生き物であるということもあってか、過去の成功体験や、これまでのビジネス習慣などに囚われてしまって、今現在求められているようなビジネス展開がなかなかできないという状態に陥るのだ。

もちろん経験は必要だし、大切だが、このような状態に陥らないためには、ある程度、業界やビジネスを客観的に見通すことができなければ分からない。どっぷり「中の人」になってしまっていたら、議論は膠着し、思考は停止し、活動は一方向にのみ走り出してしまう。

そんな状況を打破するために必要なのは、「適切な助言ができるアドバイザー」だ。事業に必要な要素は何か、足りない要素は何か、それらを客観的に捉え、補う方法を知っている人が必要なのである。

シリコンバレーでは、そのような役割を、ハンズオン型のベンチャーキャピタルが果たしている。ハンズオン型のベンチャーキャピタルは、投資をする見返りに株式を保有して取締役の地位を獲得し、事業を成功に導いていくのだ。

たまたま仕事の中で出会った案件に触れ、日本では、まだこのような役割を果たせる人、あるいは組織が少ないと感じた。そして、やはり、このような役割を果たす人なり組織は必要だと改めて実感した。

昨日の夢の名残りではないが、やっぱりこういった仕事をしてみたいと改めて思った。
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  by yoshinoriueda | 2007-06-25 20:44 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

「最近どうだ?ちゃんと自分のやりたいことをやりたいようにやってるか?人生は一回きりだぞ。」

急いで移動する必要があり、ホームに止まっていた電車に飛び乗った。そこは、一番前の車両だった。目的とする駅は、一駅目。電車の路線図と次の目的地周辺の地図を思い浮かべて、移動を頭の中でシミュレーションしていた。タイトなスケジュールを組んでしまったけれど、これで間に合うだろうと思った。


しかし...


電車は、降りたかった駅に止まらず、通過してしまった。



一気に汗が噴き出してきた。

これでは間に合わない...



なぜその駅に止まらないのか?一番前の車両に乗っているので、車掌に聞こうとおもったら、運転席に車掌の姿はなかった。ちなみに、周りには乗客も一人もいなかった。

乗客がいなくても電車は走るが、車掌がいないのに走るのか?

というか、もしかして、この電車、暴走しているのでは...

何かの間違いなのか?

・・・


と思っているうちに、運転席にあった白い電話が鳴った。ビジネスホテルに据え付けられているような電話だった。

電話が鳴り続けるものの、車掌がいないので、誰もその電話に応答しない。仕方なくその電話をとってみたら、なんと、自分の父親からの電話だった。声を聞くと、ふと、父親の顔が頭の中を過ぎった。



「なんでここにいることが分かったんだろう・・・」といった疑問が湧き上がる間もなく、次のような言葉が浴びせられた。
「最近どうだ?ちゃんと自分のやりたいことをやりたいようにやってるか?
人生は一回きりだぞ...」
こっちは、降りたかった駅に降りられなくって焦っているのに、いきなり電車の中の電話でそんなこと言われても...

と思っているうちに、電車が とある駅に滑り込んだ。
「うー... もう降りなアカンから、切るで~」
と言って、受話器を戻した。



降りようとして運転席のほうに向かうと、その奥に、さらに運転席のようなものがあって、そこに車掌が2人、乗車していた。
「お客さん、どうして、手前の駅で降りたかったんですか?普通、みんな、この駅まで来てから降りるものなのですが。」

「次の目的地に行くために、手前の駅からバスで移動しようと思っていたんです。ちょうど乗り継ぎのいいバスがあるということを調べていたので。」

「そうですか。お気をつけて。」
そんな会話を交わして、ホームに降り立った。




***




そこで、ふと目が覚めた。そして、夢の中の出来事だったということに気がついた。
夢の中に出てきた父親は、自分の分身だったのだろうか?

久しぶりに汗の出るような夢を見たような気がする。この夢は、何を意味しているのだろうか?
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  by yoshinoriueda | 2007-06-24 19:50 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

Solar Energy Web Mapping Portal

CH2M HILL と サンフランシスコ市が "Solar Energy Web Mapping Portal"なるものを立ち上げたようである。
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サンフランシスコの町中の建物を指定すれば、その建物の屋根の上に太陽電池パネルを置いた場合、年間どれだけの電気が発電できて、どれだけの電気代が削減できるかを示してくれる。

例えば、11 Grove Street にある建物の場合は、以下のような結果になった。これを見れば、どれくらいの期間で設備導入のための初期投資が回収できるかがすぐに算出できる。
11 Grove Street
Roof Size: 5936 sq. ft.
Estimated solar PV potential: 7 - 15 kW
Estimated electricity produced: 12775 - 27375 KWh/yr
Estimated electricity savings: $1460-$3129 per year
Estimated carbon savings: 9530.15 - 20421.75 lbs per year
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しかし、さすが太陽光発電を積極的に導入しようとしているカリフォルニア州!

なかなか面白いんでないの?!
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  by yoshinoriueda | 2007-06-23 18:38 | 思うに・・・ | Trackback | Comments(0)

愚直に頑張るということの大切さ

桑田2回1安打4K無失点…イチローもK斬った」とのことだが、このパイレーツで活躍する桑田投手のストレッチがスゴイらしい。
「トヨタ」に続くのは「クワタ」!?“桑田式ストレッチ”米球界席巻

・・・パイレーツの桑田真澄投手(39)が練習に取り入れている“桑田式ストレッチ”が、パ軍および、傘下の野球アカデミー(選手育成所)でも採用されたことが分かった。39歳のオールドルーキーが大リーグに新たな理論を導入した。・・・(中略)・・・

 巨人時代から、関節、筋肉など体の機能についての専門書を熟読している桑田。他のスポーツ選手の動きなども研究し、試行錯誤した結果、野球選手にとって生命線の肩や肘などのけがを防ぐストレッチを身につけた。

 「特に投手は肩甲骨が重要。その周囲の筋肉を柔らかくすれば、投球動作に入る際、肩に負担をかけず、ひじを上げることができます」。パ軍の百瀬喜与志コンディショニング・コーディネーターは、桑田式ストレッチをこう分析する。

 米国、特に中南米系の選手は元来、体が柔軟なこともあり、ストレッチを軽視する傾向がある。パ軍のトレーナー陣は、春季キャンプで桑田式ストレッチを見た瞬間に、チームに導入することを決断したという。「ソニー」「トヨタ」など日本の企業が米国の産業界はもちろん、人々の生活まで変えた。39歳のルーキーが、今度は米球界を変えようとしている。

・・・ベテラン右腕の持ち込んだ新理論が、若手主体のパ軍に変革をもたらす。
こんなニュースを見ていると、ひとつのことに打ち込んできた人生というものは、それなりに味のあるものになるのだということを思い知らされる。

試合後の桑田投手のインタビューを見ていると、機会が与えられることに感謝し、愚直に自分の役目を果たすことに務め、謙虚に自分を見つめているような感じさえする。

39歳でルーキーか... 桑田投手の活躍を見て、自分もまだまだ頑張らなければ!と励まされた。
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  by yoshinoriueda | 2007-06-22 22:23 | POP・movie・スポーツ | Trackback | Comments(0)

当面の天然ガスの価格動向について

渋谷松濤温泉シエスパでは、地下から汲み上げた温泉とともにあがってきていた天然ガスが原因で、爆撃されたような爆発が起きている。亡くなられた方々のご冥福と被害に遭われた方々の回復をお祈りしたい。

さて、その地下から湧き出ていた天然ガスであるが、国内で消費されている天然ガスは、ほとんどを輸入に頼っている。今後の日本国内の天然ガスの価格はどうなるのだろうか?

平成19年6月20日付けガスエネルギー新聞によると、6/13に東京・湯島の全国家電会館で日本エネルギー学会の天然ガス部会資源分科会が「エネルギー価格形成のメカニズム~最新動向と今後の展望~」と題して開催したシンポジウムの中で、次のような見解が示されたようである。
みずほ情報総研の冨田哲也氏はLNG基地建設を中心に講演。
世界のLNG市場は当面拡大が続くが、LNG基地計画はほとんど遅延している状況を説明した後「天然ガス価格を引き上げようとする圧力が強まるだろうが、日本向けLNG供給のほとんどが長期契約である、価格の急激な変動は少ない」という見解を示した。
この見解の真偽のほどは、時が明らかにすることではあるが、個人的には、天然ガス価格については、今後も上昇していくと思う。そう思う理由の一つは、スポット的なLNGの取引の価格の高騰。

下図のような全国通関統計実績の推移を見ていると、1トンあたり4万円から4万5千円ぐらいのレベルに落ち着きつつあるが、エジプトやオマーンといった国から輸入されているものは、1.5倍程度の7万円程度になっている。
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例:財務省貿易統計
天然ガス(品目番号:2711.11-000) 2007年4月の輸入実績
日本全体:4,735,155[Mt] 206,261,141[千円] 平均43,560円/t
エジプト:118,102[Mt] 8,018,384[千円] 平均67,894円/t
これは、すなわち、LNG価格が1トン当たり7万円程度であっても購入することができるという日本の購買力の現われでもあり、また、売る側からみれば「この価格でも売れるんだ!」という事実を認識するきっかけにもなる。いわば、もはや、「実績がない」といった言い逃れはできない状況ということ・・・(^^;

二つ目の理由は、長期契約の改定交渉の背後にある資源争奪戦の様相を帯びた現在の世界の情勢。「2030 年のエネルギー需給展望」(総合エネルギー資源調査会需給部会:平成17年3月)によると、「2015年くらいまでに現在の長期契約の約1/3が改定される見込み」(p.20)であるとのこと。LNGというのは"Liquefied Natural Gas"の略であるが、とある筋では、"Long Negatiating Group"(長い交渉をするグループ)と揶揄されることがあるように、交渉に長い時間がかかることがいわば「常識」となっており、ぼちぼち交渉が始められていくと思われる。

採掘、輸送、貯蔵といった工程のコストベースとしては、技術の進歩や取扱量の拡大などにより、下がってくる可能性があるものの、それによって外貨を稼ごう!と考えるならば、マーケット(市場)の力が働くのは当然だと思われる。

Yahoo!Newsにもあるように、6/19の「ニューヨーク商業取引所の原油先物相場は、代表的指標であるテキサス産軽質油(WTI)の7月渡し価格が一時、昨年9月上旬以来約9か月半ぶりの高値となる1バレル=69.56ドルまで上昇・・・」と、原油は相変わらず高値圏にある。

以前のエントリー「エネルギーは大切に」でも触れたが、日本に輸入されている長期契約のLNGの価格については、原油価格と連動するようになっているものの、原油価格の影響を緩和する「S字カーブ」が入っている。原油価格の影響が緩和されるとはいえ、このような原油高騰の状況下で行なわれる価格の見直し交渉は、LNG産出国を強気にさせるだろう。そもそも「S字カーブ」といった特徴をもつ価格算定式(フォーミュラ)ではなく、原油価格に連動して上昇するフォーミュラになったり、1990年に上場された米国のNYMEXの天然ガス先物指標であるHenry-Hub(ヘンリーハブ)にリンクしたフォーミュラになったりする可能性もあるかもしれない。

現に、6/23の日経産業新聞が「インドネシア国営電力会社PLNは、西パプア州タングー産の液化天然ガス(LNG)の獲得に名乗りを上げた。・・・PLNのLNG購入計画に関して「PLNは慢性的な財政難に陥っており、高価なLNGを購入するのは非現実的。日本などとの価格交渉を有利に進めるためのインドネシア側の戦術ではないか」(地元アナリスト)との見方も出ている。」と伝えるように、徐々に日本向けLNGの価格改定交渉を行なっていくであろうインドネシアとしても、さまざまな策を講じながら、実質的に値上げしてくる可能性が高いのではないだろうか?

ちなみに、もし日本しかLNGを購入していないという状況であれば、購入側となる日本企業が強気で交渉に望めるかもしれないが、環境性を考慮する欧米諸国や急速な勢いで発展する新興国がLNGの輸入を希望するようになれば、LNGはいわば引く手あまたになる可能性もあり、そうなれば、販売側としては、安売りする必要はないのかもしれない。
ちなみに、イタリアのエネルギー会社ENIの "the World Oil and Gas Review" によれば、世界最大のLNG消費国である米国は、最大の輸入国でもあり、今後、中国やインドなどの新興国の動向も注意しておかなければならないのかもしれない。
欧米が規制産業分野を自由化したのに合わせて、日本でも、電力会社やガス会社にも競争を課してきた。地域独占的な事業展開を許するかわりに、「供給責任」を課してきたため、各社は地域の経済動向などを見据えて設備投資してきたが、自由化範囲が拡大するにつれ、「供給責任」といった認識は薄れつつある。

電力会社の場合は、石炭、油、原子燃料といった燃料でポートフォリオを組み、リスクを分散することに努めてきたが、ほぼ単一なガスという原料に頼らざるを得ないガス会社は、天然ガスの調達ができなくなれば、売り惜しみ、出し惜しみをせざるを得ない。

現に、西日本では、LNG・天然ガスが十分にないせいか、天然ガス導入に対するとある補助金は、関東勢ばかりである。西日本のガス会社(あるいは電力会社も含まれるのかもしれないが...)は、「安定供給そのもの」に苦しんでいるのかもしれない。

地方自治体をはじめとして、電力会社やガス会社という地元密着型の産業の場合、企業誘致を強く望むところではあるが、このように、基盤となるインフラの部分が脆弱であれば、進出企業から見たその地域の魅力は薄れてしまいかねない。そういった意味では、ガス会社は、自社の目先の利益を優先するだけでなく、もっと長期的かつ壮大な視野をもって事業運営を行なうべきではないだろうか。

結局、競争を促進してきた国、企業、消費者は、選択肢が増えた代わりに、リスクも負うことになってきている。それは、エネルギーの世界だけでなく、社会のさまざまなところに格差を生むなどの影響をもたらしている。

最近、ボイラーやコジェネレーション設備の燃料を、油から天然ガスに転換するという動きが盛んであるが、思うに、コストだけをインセンティブにして燃料転換してしまうと、後で泣きを見ることになる可能性も無きにしも非ず。今や、各企業は、自社の事業形態やビジネスモデル、業界の動向などを総合的に勘案して、燃料の選択を行なわなければならない時代なのだろう。

【参考リンク】
JOGMEC天然ガス(LNG)資源の価格推移
World Oil and Gas Review 2007
みずほ情報総研 世界のLNGビッグビジネス
OLINERGY NYMEX Henry-Hub NATURAL GAS PRICE
東京・渋谷の温泉施設で爆発、3人死亡 天然ガス引火か@asahi.com
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  by yoshinoriueda | 2007-06-21 20:00 | エネルギー・環境 | Trackback(5) | Comments(0)

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