遺伝子を調べることによって起業家の資質が分かるか?!

2004年9月3日付け日経産業新聞の先端技術面に面白い話が載っていた。新規探索性遺伝子というものがあるらしく、この働きが強いと、好奇心や探究心が旺盛で、新しいものに挑戦的なうえ、タフであるらしい。記事では、この遺伝子以外に「環境」が大切だと述べられていた。

ということは、近い将来、遺伝子を調べることによって、この働きが強い人を選び、シリコンバレーのような起業家精神溢れる環境におくことによって、起業家を輩出することができるようになるかもしれない?!...ということになるのだろうか。まさかネ...
Commented by 白髭@受験中 at 2004-09-11 12:11 x
いつもブログ楽しく読んでます。

今回のエントリーに関して、以前にNHKスペシャルか何かで「遺伝子によって人間の好奇心の強さが影響される」という話がありました。タンパク質の形は遺伝子によって決まりますが、その形が好奇心が物質となって脳内で受容されるかどうかの瞬間に、影響を与えるのです。
詳しくは忘れましたが、確か刺激によって出たアドレナリンが意思決定や表情の回路に受け入れられて行動に移るわけですが、その受け入れる所の形を遺伝子が決めるのです。

となると、遺伝子→好奇心の強弱→企業家的行動という伝播で影響が無い事は無いと思います。
あくまで一次情報で何でしょうけど、されど一要因でもありますよね。

なんだか、BayAreaが企業家を生む土壌が、単に大学とか単にVCとか単一要素から出来ているのではなく、ジャングルの様に多層で多種の要因から出来ているのと同じですね。
Commented by yoshinoriueda at 2004-09-14 09:31
コメントありがとうございます。

最近シリコンバレーでつくづく感じるのは、人間は、やはり「環境」に影響される弱い生き物なんだなあということです。欲望を実現させた人間を目の当たりにすればするほど、自分もできるんじゃないかと「錯覚」してしまいがちな日々です。

そんなに甘くないよ!というお声も直接頂戴することもありますが、おっしゃるとおり、複雑な要素が環境を構成して、遺伝的影響を超えて、人間を刺激しているような気がします。

もちろん、欲望あるいは夢を実現できるかどうかは、遺伝的能力と努力と運にかかっているのかもしれませんが...
by yoshinoriueda | 2004-09-09 10:53 | いろいろ読んで考える! | Trackback | Comments(2)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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