適切なアドバイスをするためには、その人のことがよく分かっていなければならない

人にアドバイスを求められることは誰でも経験することだろう。アドバイスをするのは簡単かもしれない。しかし、適切なアドバイスをするのは難しい。相手のことがよく分かっていなければ、自分の言っていることが的外れになることもある。実社会では、答えが一つとは限らないので、状況に応じたアドバイスが必要となる。もちろん、アドバイスを受けるほうも、それを分かった上で聞かないと、後で「あの時、あの人がああいったから」と自分のことなのに無責任にも他人のせいにしてしまうことになりかねない。

「私はこう思う」ということはいくらでも言える。しかし、こうしたほうがいいよということは一概には言えない。だから、相手が自分の状況を十分説明してくれるか、あるいは、相手のことをよく知っている状況でない限り、こうしたほうがいいということはいえない。相手の状況を想定して薦めるだけでは、無責任だと思えるのだ。

大学発ベンチャー、大企業における新規事業のあり方、ベンチャーキャピタルの背景にある考え方、なぜシリコンバレーにいるのか、シリコンバレーのどんなところがいいのか、いろいろ相談されたり、意見を聞かれることはありがたいが、いいっ放しの無責任にならないよう、これからも、相手のことをしっかりと見つめて、相手のことをしっかりと知って発言するようにしたい。(自戒をこめて...)
by yoshinoriueda | 2004-09-25 13:35 | つれづれなるままに... | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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