銀座のヤマガタ サンダンデロにてイタリアンを堪能~♪
2011年 08月 24日
山形をはじめとして東北地方をよく知る方が、「渾身のチョイス」ということで、選んでくださったお店。(いろいろとご配慮いただきありがとうございましたm(--)m)
アンテナショップには、おいしそうなものがズラリ。店の中の階段からも上がることができるし、また、外にあるエレベーターでも上がることができる。
店の前には、かわいらしい椅子。なかなか座り心地がよい。なんでも工業デザイナーの奥山清行氏の作品だとか。
店の入り口には、「サンダンデロ」のフロアマット。
店の中には、また奥山氏のコートかけ。
もみじのデザインのカーペットが林に置かれた写真がかざられていた。
店内は、30席くらいだろうか。すべて満席。
まずは、山形の白ワインで乾杯。
「サンダンデロ」というのは、イタリア語ではなく、「山形県産なんでしょう~♪」というのを方言でいうと、最後のところが、「だんでろ」となるので、それをお店の名前にしたのだとか。そんな楽しい話をウェイターの方が教えてくれて、笑いで宴席はスタートした。
一皿目はコチという魚のお刺身。お皿が夜空のようで、そこに塩が星のように飾られていて、お刺身と一緒に食べる。塩が独特のおいしさを持っている。
このお店をプロデュースした「アルケッチャーノ」というお店のシェフ・奥田政行氏は、「アル・ケッチァーノ奥田政行のちゃちゃっとイタリアン 素材を生かす塩使いマジック 塩を楽しむ」という本を書いているように、塩にこだわりがあるとみた。
次は、秋刀魚(さんま)となすと麩。麩がパリパリした食感、なすがふにゃっとした食感で、口の中で交じり合って面白い。
カッペリーニと自家製リコッタチーズ with 沖縄の塩。
カッペリーニがおいしいだけでなく、リコッタチーズの臭みのないこと!豆腐みたい。味が薄いので、塩を混ぜると、さらにおいしくいただける。リコッタチーズは、カッペリーニに混ぜてもおいしい。
次は、苦味のある一皿。それぞれの塊りが少しずつ違う苦味をもっている。さざえの食感がふにゃふにゃしていて面白い。と同時に、ビールが飲みたくなる(^^;
アイスでちょっと口直し。
ただし、これはただのアイスではない。
きゅうりはからしに漬けられていて、アイスはマスタード味!確かにマスタードの風味で、一口食べると、笑いがこみ上げてくる。(^o^)/ こんな変化に飛んだコースはなかなかないかもしれない。
2本目のワイン。白。
だだちゃまめがはいったリゾット。稚鮎は切ってほぐして一緒に全部食べる。なんという贅沢。口中調味を楽しむことができる。苦味があって、ビールも合いそう~♪
ズッキーニとイカとタイ。
ワイン三本目。赤。ぺースが上がってきた?!
パスタ。この弾力のあるパスタは、もっとオカワリ~といいたくなるほどのおいしさ(^^)
サラダ。
肉。この付け合せのようについてる野菜をご飯にかけて食べるそうだが、お肉にも合う。
最後は、塩のシャーベット。
半分ほどたべて、さっぱりしたところで、桃のエキスをかけていただく。これまたおいしい~♪
〆は焼き菓子とプリン。
だだちゃまめのプリンは、これまた絶品。いくらでも食べたくなる。
ところが、これにあるものをかけると、またとても風味が引き立つというか、上品な甘みが出るというか。
そのあるものとは...
「本みりん」
たしか、岐阜の白扇酒造のものを取り寄せているのだとか。
どれもこれもとても楽しく堪能することができた。
というわけで、すっかり山形ファンになってしまった(^^;
とてもおいしかったです。ごちそうさまでしたm(--)m
ただ、思い返すと、このお店のすごさは、それだけではなかったような気がする。何がスゴいかというと、店員さんとの楽しいコミュニケーション。料理の説明にしても、山形の話にしても、どれも興味深く語ってくださる。
まさに食が「人と人をつなぐ」という感じ。その感覚が余韻として残っているので、なんだか、お店自体がより印象深くなる。
うーん、おそるべし「山形産だんでろ」〜♪
ヤマガタ サンダンデロ (イタリアン / 銀座一丁目駅、有楽町駅、京橋駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
参考:ヤマガタ・サンダンデロ@小学館