「ドラッカーさんが教えてくれた経営のウソとホント」(酒井綱一郎)

週末は爽やかな秋晴れに恵まれたので、息抜きに軽めの本「ドラッカーさんが教えてくれた経営のウソとホント」(酒井綱一郎著、日経新聞社)を読んでみた。気に入った文を2つ。

■信頼こそが品質管理の基本

当たり前のようだが、あるいは、直接的なつながりがないようだが、実は、これは根幹を成すところだと感じた。本のなかでは、「自分の身を守るには、本当のことを言わないほうがいい。そんな空気が工場全体を覆っていた・・・」という前置きがあった。このような猜疑心に満ちた職場では、のびのびと議論したり、切磋琢磨しようという企業風土は育たない。だから、いいものも作れない。肌身で感じて分かる本質を突いた言葉だと感じた。

■仕事を進める上でもっとも大切にしたいことは、『自分探し』の時間を持つこと

一番得難い時間ではあるが、一番大切なのではないだろうか。この文章の後には、「没頭しきれるものを持った人は幸せです。そこには使命感があり、誇りがあります。・・・リーダーは部下にどういう専門を身につけさせ、究めさせられるかが勝負・・・」と続く。「自分はコレだ!」と思えるものに出会えることほどワクワクするものはない。それが情熱に変わり、継続を生み、結果として、いいモノが生み出されてくると思う。

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(余談)
このblogは、「Entrepreneurshipを探る旅」という題名をつけたが、結局、自分探しをしているのだと感じる。旅は、始まりがあり、終わりがある。自分探しの旅は終わらないかもしれないが、節目節目でけじめをつけていきたい。
by yoshinoriueda | 2004-11-21 22:00 | いろいろ読んで考える! | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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