「胸の大きさ」にこだわるのはアメリカの物質至上主義的な文化の象徴?!
2004年 12月 29日
さて、昨日に続いて特集されている“Starting over in Silicon Valley”の記事は、32歳の元・シリコンバレー銀行の女性アナリストが洋服のデザイン会社を立ち上げたという話。昨日の例と違うのは、"she mustered her courage"と表現されているように、自分の気持ちに従ったという点。同じところは、いまだ、給与を確保できていないという点。翻訳をしたり写真を売ったりして副収入を得ているようである。
洋服のデザインという分野に進めるだけのバックグラウンドがあったのか、というと、そうでもないようである。まさに"jumped in"したということだろう。起業家本人がであるせいかあるいはマーケットとしてそうなのか、9割の商品が女性向けとのことである。
美に対する欲求は、いつの時代にも商売のネタになる。
商売のネタではないが、10代の女性の豊胸手術が増えているという話題も紙面をにぎわせていた。昨年、アメリカで豊胸手術を受けた女性は、247,000人で、1992年の32,000人から考えると、年間約1.2倍の伸び。一方、10代の女性は、2002年で3,872人、2003年で11,326人で、実に、3倍近く伸びている。
日本でも、野田社長が辞任したことで先月話題になっていたイエローキャブなどのタレント事務所が火付け役となって「巨乳ブーム」が起こっているようである。「胸の大きさ」が頭の悪さを示すのではなく、「商品価値」を持つというこのような社会的な環境変化が、多くの女性のコンプレックスに火をつけ、人によっては、胸の大きささえも、大きな大きな悩みの一つになっているのかもしれない。
ちなみに、映画「スパイダーマン2」のヒロイン、キルスティン・ダンストは、ゲームの中で再現された自分の巨胸を、「バカにみえるから」という理由で、もう少し小さくして欲しいと言ったとか...。
個人的には、「胸の大きさ」にこだわるというのは、アメリカの物質至上主義的な文化を象徴しているような気がする。胸の大きさなど外見よりも、心身ともに健康であることが一番大切なのではないだろうか。
参考:
www.breastimplantinfo.org
野田社長の巨乳ビジネス概論
あのベストセラー作家が45年前に巨乳ブームを予見! | Excite エキサイト
内紛で分裂!野田氏イエローキャブ辞任:スポニチ
私も友人もかなり必死です。正直、貧乳ではなかなか彼氏はできないし、人間中身といっても婚活は悲惨です
そもそも中身にも自信がないから外見にはしるのかもしれませんが
婚活市場では、外見がダメだとまったく相手にされないて
理念よりもお金が大切な部分があり
厳しい現実を突きつけられています。