謹賀新年 2005年を迎えて
2005年 01月 01日
さて、昨日の犬の話に続くかのように、今日のSan Jose Mercuryでは、猫に関する話題が取り上げられていた。記事によると、ICチップを埋め込まれた猫が、一旦迷子になったものの、見付かって飼い主のもとに戻ったとのこと。さりげなく映された猫をだく飼い主の女性の笑顔がぼんやり見えたからこの記事が目に留まったのではないのだが、それにしても、シリコンバレーには、このようなハイテクに関連した話がよく似合う。
この飼い主、フォーカスの合っていない写真で見たところではあるが、アジア系の女性(しかも、かなりかわいいと思う(*^o^*)である。この写真を見て、2005年1月1日付の日本経済新聞(衛星版)の「特集・少子化と家族」で、塩野七生さんが「世界の日系人を生かせ」と言っていたのを思い出した。移民受け入れの問題は、今後、日本の人口減少に伴って選択を迫られる可能性があるかもしれないが、世界に散らばっている日本人、日系人のネットワークは、今後さらに重要になるのかもしれない。
移民で支えられているシリコンバレーには、例えば、TiEと呼ばれるインド人のネットワークがあり、日本人のネットワークとしては、SVJENやJTPAというものがあるが、塩野さんが指摘するような「日系」という形でくくられたネットワークはあまり見かけない。
日系といっても、日本という国を捨てたと考える人もいれば、2世や3世といったように、親が移民だったという人もいるし、国際結婚により、どちらの国のアイデンティティも持つようになった人やその子供たちもいるだろう。このような日系の方々や長年海外で暮らす日本人は、姿形は日本人に似ているものの、メンタリティーは、明らかに日本人とは異なることが多い。「なあなあ」では全く通じない。雰囲気や和というものも分かっているようで分かっていないこともある。それは欠点でも長所でもなく、特徴である。そんな特徴を理解した上で、新たな関係を作り上げていかなければならないのかもしれない。
参考:
少子・高齢化対策ホームページ