"電力に関する大きな問題は、もはや市場の仕組み−「規制」対「規制緩和」という構図−ではない"
2012年 04月 23日
現在、電力に関する大きな問題は、もはや市場の仕組み − 「規制」対「規制緩和」という構図 − ではない。むしろ燃料の選択が重要になっている。…どういう発電所を建設するのか? この燃料の選択をめぐる葛藤には、現在の需要に応じることだけではなく、予想される需要の成長に応じること − そして、あらたな環境上の目標に達すること − も含まれている。最近の日本国内で行われている政策議論では、相変わらず、「規制」対「規制緩和」で考えられていて、エネルギーの問題という大きな視点や、規制あるいは規制緩和による「目標」の部分がしっかりと議論されていないような気がするのだが...