シリコンバレーで今、流行しているものは...

風邪! 胃腸にくる風邪が、小さい子供たちの間で大流行(^^; 

それはともかく、通勤途中の車の中で聞くラジオでspring-like weatherと表現されていたように、シリコンバレーは今日も快晴。シリコンバレーの地元紙San Jose Mercuryによると、1/5-13の間に行なわれた569人のCEOやexecutiveを対象とした調査では、57%の人が、シリコンバレーの景気はよくなると考えているとのこと。National Venture Capital Associationの発表によると、2004年にベンチャーキャピタルとして集まったお金は、2003年から67%増え、$17,645.9Mとのこと。やはり、確実に景気は上向いているのかもしれない。

さて、先の子供たちの話。Shin-BLOGの「いつかは教育へ」というエントリーで紹介されていた「佐々木かをり対談 第44回 アラン・ケイさん(ewoman)」で、アラン・ケイ氏が教育について触れていた。PICSY blogエントリーで触れられていたモチベーションの部分にも共感したのだが、個人的には、「先生」の影響の大きさを再認識した。子供たちは、いい先生に出会って、いい刺激を受け、伸びていくのだなーという、まあ、言ってみれば当たり前のことである。アラン・ケイ氏は、自分が出会った素晴らしい先生を次のように語っている。
自分が何の専門家かということより、「子どもたちのほうが、ずっと何かを知っている」ということを前提に、子どもたちが伸びることに終始徹底して注目していた
出会いということを考えると、運命というものが全てだとは思わないけれど、やはり、運命というものもあるのかもしれない。アラン・ケイ氏が出会った先生ほどの先生だったかどうだかわからないが、私も幼稚園や小学校に入ったころの担任の先生の影響は大きいと感じる。担任の先生のおかげで、自分で勉強する習慣は完全に確立されたし、一時期は、教師を職業にしようと思っていたこともある。未だに「教育」は、自分の一つのテーマであると信じている。そんな影響を与えてくれた先生とも、今はもう、年に何度か、便りを出したり、あるいは下さったりという関係でしかないが、それでも30年もずっとそんな関係を続けていると思うと、自分でも改めて驚いてしまう。

人は、出会いによって変わるのだろう。その人とは、親であるかもしれないし、先生であるかもしれないし、先輩であるかもしれないし、後輩であるかもしれないし、自分の子供であるかもしれない。年齢は関係ない。人種も関係ない。性別も関係ない。肩書きも関係ない。ひとりひとりが人間としてお互いを認め合いながら素直に向き合うことができるということは、本当に平和で幸せなことなのかもしれない。

何が現実社会でそれを妨げているのか?プライド?地位?お金?権力?立場?利権?私欲?もしかしたら、教室というバーチャルな空間だからこそ、そんな理想的な状態を作り出すことができるのかもしれない。もしかしたら、アメリカという国は、資本主義と民主主義という価値観を、他の国のことを十分理解しない状態で、単に押し付けようとしているだけなのかもしれない。

シリコンバレーでは、さまざまな人と出会うことができる。ほんの少し言葉を交わすだけかもしれないし、何か共通のテーマをもって少し話をするかもしれない。対立することもあれば、協力することもあるだろう。ビジネスが予期せぬことから成功につながるのと同じように、人とのつながりも、予期せぬことが幸運をもたらすかもしれない。だからこそ、一期一会、日々の出会いやつながりを大切にしていきたいと思う。
by yoshinoriueda | 2005-02-01 19:56 | いろいろ読んで考える! | Trackback | Comments(0)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


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