ショートムービー「Japan. Tomorrow starts here.」

3分半ほどのショートムービー「Japan. Tomorrow starts here.」が日本のPR用に作られている。この映像を見たら、多くの人が、日本に行ってみたいと思うのではないだろうか。また、中国や韓国からしたら日本はある意味、羨望の的で、それが嫉妬となり、反日感情をさらに煽っているのかなぁとも思う。まあ、これは穿った見方かな^^;

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全体的に、とてもよくまとまっているという印象。日本が未来に向けて進んでいくんだという可能性を見せてくれているように感じる。

構成は、「グリーン」「医療」「安全」「開発」「文化」「観光」という大きなくくりの中で、さまざまな要素が盛り込まれていて、映像が印象的。

「グリーン」としては、電気自動車が64,000台走っていて、家につながってエネルギーマネジメントに役立つイメージが、町全体にひろがっていくかのようになっている。三菱重工の開発しているリージョナルジェットの省エネの話もイメージとして示されている。

「医療」の部分では、高齢化社会を迎える中、ロボットが一つの可能性を秘めていることとやiPS細胞の可能性の紹介。

「安全」の部分では、長年地震に耐えてきた法隆寺などの木造建築の設計思想が世界最高の電波塔「東京スカイツリー」に利用されていることや、新幹線が48年間人身事故ゼロであるという事故率の低さなどを紹介。

「開発」の部分では、ロケットの打ち上げの成功率が高いことや、人工衛星「はやぶさ」の紹介がなされていた。

「文化」の部分では、歌舞伎が400年以上続いていることや、日本酒が50カ国以上で親しまれていること、世界のアニメは60%以上が日本で作られていること、AKB48のようなJ-POPもあるよー!といった紹介。

「観光」の部分では、16の世界遺産があること、美味しいものがいっぱいあること、おもてなしの心があることなどを紹介。

世が世であれば、「グリーン」の部分に、「安全な原子力」も入っていたのかもしれないが、今は東京電力の福島第一発電所の安定的な管理と廃炉などその前にやらなければならないことがたくさんあるということで、入ってこないのは仕方がないかもしれない。

ただ、こういう日本を作ってきたもののひとつとして、原子力というものはあったわけで、そこはしっかりと認識しつつ、次世代につなげていかなければならないのではないかとも感じる。世界のいろいろなところを見て、日本のよさも悪さもある程度比較することができる今、エネルギー・環境分野に関与する人間として頑張っていこうと思った。
Commented by 加治慶光 at 2012-10-10 17:43 x
Japan. Tomorrow starts here.ご覧いただきありがとうございました。制作に関与しております内閣官房の加治と申します。大変適切なご理解と、示唆に富むコメントもいただきありがとうございます。より良いものを創れるよう努力していきますので、引き続きご指導いただければ幸いです。
取り急ぎ御礼までに。加治慶光
Commented by yoshinoriueda at 2012-10-10 21:16
税金がいいカタチで使われることについては大賛成です。これからも頑張って下さい〜♪
by yoshinoriueda | 2012-09-23 09:44 | エネルギー・環境 | Trackback | Comments(2)

清涼剤はSilicon Valleyの抜けるような青い空。そして・・・


by yoshinoriueda
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