ショートムービー「Japan. Tomorrow starts here.」
2012年 09月 23日
全体的に、とてもよくまとまっているという印象。日本が未来に向けて進んでいくんだという可能性を見せてくれているように感じる。
構成は、「グリーン」「医療」「安全」「開発」「文化」「観光」という大きなくくりの中で、さまざまな要素が盛り込まれていて、映像が印象的。
「グリーン」としては、電気自動車が64,000台走っていて、家につながってエネルギーマネジメントに役立つイメージが、町全体にひろがっていくかのようになっている。三菱重工の開発しているリージョナルジェットの省エネの話もイメージとして示されている。
「医療」の部分では、高齢化社会を迎える中、ロボットが一つの可能性を秘めていることとやiPS細胞の可能性の紹介。
「安全」の部分では、長年地震に耐えてきた法隆寺などの木造建築の設計思想が世界最高の電波塔「東京スカイツリー」に利用されていることや、新幹線が48年間人身事故ゼロであるという事故率の低さなどを紹介。
「開発」の部分では、ロケットの打ち上げの成功率が高いことや、人工衛星「はやぶさ」の紹介がなされていた。
「文化」の部分では、歌舞伎が400年以上続いていることや、日本酒が50カ国以上で親しまれていること、世界のアニメは60%以上が日本で作られていること、AKB48のようなJ-POPもあるよー!といった紹介。
「観光」の部分では、16の世界遺産があること、美味しいものがいっぱいあること、おもてなしの心があることなどを紹介。
世が世であれば、「グリーン」の部分に、「安全な原子力」も入っていたのかもしれないが、今は東京電力の福島第一発電所の安定的な管理と廃炉などその前にやらなければならないことがたくさんあるということで、入ってこないのは仕方がないかもしれない。
ただ、こういう日本を作ってきたもののひとつとして、原子力というものはあったわけで、そこはしっかりと認識しつつ、次世代につなげていかなければならないのではないかとも感じる。世界のいろいろなところを見て、日本のよさも悪さもある程度比較することができる今、エネルギー・環境分野に関与する人間として頑張っていこうと思った。
取り急ぎ御礼までに。加治慶光