傭兵軍や外国支援軍に頼るのは危険。されど自国軍を育てるには時間がかかる...
2013年 04月 04日
君主が国を守る戦力には、自国軍、傭兵軍、外国支援軍、混成軍とがある。傭兵軍および外国支援軍は役に立たず、危険である。『君主論』の一節を紹介しつつ、借入金などの間接金融が傭兵軍、増資などが外国支援軍という例えをしている。
傭兵軍は、「こちらがもっとも戦力を必要としているときに役に立たないばかりか、手ひどい裏切りを働くから、きわめて危険だ」とのこと。いわゆる金融機関による「貸しはがし」である。
彼ら[傭兵軍]は、あなたが戦争をやらないうちは、あなたに仕える兵士でありたがる。だが、いざ戦争になると、逃げるか消え去るかどちらかになるとのこと。
一方で、第三者割当増資あるいは株式譲渡といった外国支援軍によって「業績がV字回復すればするだけ、社長の影響力は衰え、最終的には、乗っ取りや合併への道を開く」とのこと。
傭兵軍や外国支援軍は使ってもいいとしてもそれに頼るのは危険だということだろう。やはり頼るべきは自国軍。
だが、自国軍を育てる、すなわち自己資金を作るには時間がかかる。このバランスをとるのが難しくもあり、面白くもあり...