起業家は懲りない:25年前の研究テーマをビジネスにするNumenta社のHawkins氏

a0004752_149264.jpgここのところ雨が続いたシリコンバレーも、今日は少し晴れ間が見える。子供たちを学校に送っていった後、独りでオフィスに向かう途中、シリコンバレーの地元紙San Jose Mercuryを読みながら通勤。車の運転があるので、信号で止まりながらヘッドラインや図、写真を目で追っていると、見たことのある顔を見つけた。先日、スタンフォード大学で講演していたDonna Dubinsky女史。先日、日本語環境を入れたスマートフォンTreoの開発など、Palmを率いてきた彼女が、また、新しいビジネスを始めるとのこと

なんと、共同創業者は、これまたPalmで一緒にやってたJeff Hawkins氏。脳と同じような動きをする全く新しいコンピュータを作るらしい。さらに面白いと思ったのは、会社名。Numentaというらしい。これ、ペン型入力コンピュータを作ろうとして失敗したMomentaと似ている。数年後には、“Momenta? Numenta!”ということで、成功して新聞の紙面を賑わせるのか、あるいは、“Numenta? Momenta...”ということで、失敗して、「あら、ちょっと名前が良くなかったのかもしれませんわ~♪」と笑って済ませるのか。実際、スタンフォード大学でのプレゼンでも、Momenta社の名前がスライドに出ていましたから、彼女はきっとそれを知った上で名づけているはず。「会社名ですか?それ、シャレでんがな~♪」と大阪弁をふりまわすわけはないと思いますが、いずれにせよ、この会社の将来は乞うご期待ということで...(^^;

ちなみに、個人的な気持ちとしては、成功して欲しいと思います。脳の動きと同じように動くなんて、話を読んでるだけでもワクワクしてきます!映画Matrixなどにも影響を与えている日本のアニメ攻殻機動隊の世界は、もうスグそこに...

それはともかく、Hawkins氏が25年前、Intelで研究していたテーマを、今になって、また挑戦するなんて、ホント懲りない人ですね。起業家というのは、ちなみに、彼は、REDWOOD Neuroscience Institute(RNI)という組織を立ち上げている模様。すでに準備万端、といったところなのでしょうか。 渡辺千賀さんのbolgのエントリー 「この世で最も悲観的なアントレプレナー」でも、
とはいうものの、彼もアントレプレナーに不可欠な「しつこい」という点に関しては、決して人に負けることはない。今回のベンチャーも最初の資金調達では1年近く粘りに粘っていろいろな案を練り直していたし。淡々と、しかし成功するまでやめない、というタイプか。
と起業家の気質のようなものが紹介されていましたが、起業するには、このような「しつこさ」みたいなのが必要なのかもしれません。そして、まさに、“Big idea can take a long time to gestate.”なのかもしれません。

  by yoshinoriueda | 2005-03-24 12:36 | いろいろ読んで考える! | Trackback | Comments(0)

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