天候商品がビッグデータの波で進化している?!
2013年 08月 25日
TCC(The Climate Corporation)では、
全米の農地2000万カ所を地図上にプロットし、それぞれに温度・降水量・土壌・地形・作物の種類・交錯方式など、あらゆる属性データをこれに載せていきます。現在のところ、作物としては、アメリカの主要な商品作物である、とうもろこし・大豆・冬麦の3種類だけを対象にしています。とのこと。
これに、この先2年の天気の予測データを組み合わせ、農地一カ所あたり1万パターンの異なるシナリオを投入して、収穫状況を予測します。この予測にもとづき、保険掛け金を計算します。データの分量は、一回のシミュレーションごとに60テラバイトという規模になる
エクセルで時系列予測をするモデル式を探っていたような天候デリバティブの初期の時代とは隔世の感がある。それができるようになったのも、データを手軽に利用できるようになったことがある。データ自体の充実と、コンピューターの処理能力の発達が、今のTCCのようなビジネスモデルを可能にしたといえるだろう。
面白いなぁ〜