シリコンバレーと幸田露伴と戦争と...

人生は、戦い...なのだろうか。

ベイエリアの朝のテレビのニュースでは、昨日、米国の各地で行なわれたメモリアル・デーの行事が放映されていたこともあって、そんなことが頭によぎった。「米国はより安全になった」とか、「亡くなっていった兵士の命が無駄にならないように、アメリカは戦い続ける」といった言葉も見られたが、本当にそうだろうか?それでいいのだろうか?

人は、競争してもいいが、戦ってはいけないのかもしれない。適度な競争は、イノベーションを生み出すし、雇用も創出する。しかし、戦いは何も役に立つようなものを生み出さない。悲しみと憎しみを生み出してしまう。

競争にはルールがあり、戦争には大義名分がある。ルールは立場によって異なることは少ないが、大義名分は立場によって異なる。だから、大義名分は感情論に陥りやすい。反対する人を武力で制圧して得たものが本当に「平和」と呼べるのだろうか?リウエン亭のおつまみでも書かれていたが、敵もいっぱい作ったのではないだろうか。

すべての人が同時に幸せになることはできないのかもしれない。幸せは巡るのかもしれない。そんなことを考えると、幸田露伴の「惜福・分福・植福」を思い出す。福を惜しみながら使う。他人にも福を分ける。過去を変えることはできないが、未来を創ることはできるのだから、長い目で見て、福を育てる、いわば、“noblesse oblige”の考え方。シリコンバレーでは、信頼が連鎖する。この信頼の連鎖は、幸田露伴の三福の考え方と同じように見える。

シリコンバレーの空は青く晴れ渡っていて、何の悩みも無いように見える。でも、この国はまだ戦っている。一刻も早い戦争の終結を願う。

  by yoshinoriueda | 2005-05-31 12:38 | シリコンバレーで感じる! | Trackback | Comments(4)

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Commented by a-pot at 2005-06-01 15:59
本当にそうですよね。
でも現アメリカ大統領に早く去って欲しい、なんて思ってしまうこの気持ちもまた同じなのかなと思うと、いったいどうしたらいいのか・・・
人間ってつくづく難しいなと思います。
Commented by yoshinoriueda at 2005-06-02 11:07
Akamaさん、コメントありがとうございました。左のブックマークにA-POTを追加させていただきました。今週末は出席できませんが、6月下旬の会には参加したいと思います。よろしくお願いします_(--)_
Commented by yoshinoriueda at 2005-06-02 11:11
リウエンさん、こちらこそ、考える上で参考になりました。TBする以上、できる限り名前を出して、誰が何を言ったのかを明らかにしておいたほうがいいと思っていますので、このような形を取らせていただいています。今後ともよろしくお願いいたします。
Commented by リウエン at 2005-06-02 14:03 x
こんにちは、TBありがとうございました。しかも記事にブログの名前まで出して頂いて、感激です!

「亡くなっていった兵士の命が無駄にならないように、アメリカは戦い続ける」
このコメントをみて「ああ、やっぱりアメリカと日本って違うんだな」って思いました。
日本は、「無駄にならないように戦い続けることで平和を希求する」ではなく、「過去の過ちを改めて平和を希求する」の意味合いが強いですし。
武力で制圧することでの平和って、武力で制圧した側は平和だけど、された側はずっと平和じゃない。
武力による平和は、世界全体の平和を作れる物ではないのでは?と思います。

武力での平和よりもずっと時間もかかるだろうし、難しさも半端じゃないだろうけども、
武力の使用をしない平和な世界になって欲しいと思います。
まさにその、幸田露伴さんの言うような、「幸せ」を他人に分けていけるような、そんな平和が一番ですね。

=追記=
名前に「@管理人」がついていたので、前に書いたコメントは消させていただきました。申し訳ございませんでした。
上記の文は、消した文章と同じものです。

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