結構あるね~まだまだあるかな?:「大手電力解約は原発12基分 2000年自由化後、新電力に移行」
2015年 01月 16日
大手電力9社との電力の購入契約を解除した企業や自治体の需要規模が2000年以降、昨年12月までに1,200万kWに達したことが分かった。原子力発電所12基分に相当し中国電力管内のピ-ク需要を上回る。東日本大震災後の電気料金引き上げで数%安く売電する新電力に移行している。再値上げする大手電力が増えれば解約がさらに広がる可能性もある。とのこと。
電力小売りの自由化は00年に始まり、総需要の6割を占める契約容量50kW以上の需要家は新電力からも電気を買える。大手電力への契約状況の聞き取りで、最大手の東京電力は累計約38,000件、約690万kWが解約された。大口料金を平均14.9%引き上げた12年4月以降で22,500件、270万kWを失った。
関西電力は累計約11,400件、250万kWが解約。17.26%値上げした13年4月からでは7,200件、100万kW減った。原発の再稼働が遅れて経営が悪化している関電は15年4月に再値上げする方針で、さらに解約が増える可能性もある。一方、震災後に値上げしていない北陸電力は65件、約5,800kWの解約にとどまった。
電力小売りは16年に家庭も含めて全面自由化される。火力発電所を持つガス会社や鉄鋼メ-カ-などが本格参入すれば、顧客争奪戦は一層激しくなる見込みだ。
価格水準がそれなりに低いもので、原子力発電所12基分もの供給力があったというところはなかなか面白い。でも、2000年以降ということはすでに10年以上前からの累積か...
まだまだあるのかな?