『赤めだか』(立川談春)に見る人生の歩き方:お前、スタートラインに立つ覚悟もないのか
2016年 03月 06日
「あのな、誰でも自分のフィールドに自信なんて持てない。でもそれは甘えなんだ。短所は簡単に直せない。短所には目をつぶっていいんだよ。長所を伸ばすことだけ考えろ。...価値があるかなんてお前の考えることじゃない。お前が死んだあとで誰かが決めてくれるさ。お前、スタートラインに立つ覚悟もないのか」
まずはスタートラインに立つこと。その先は、歩きながら、あるいは走りながら、なんとかやっていくしかない。できれば、スタートラインに立つ前に、いや、いつでもスタートラインに立てるように、日々研鑽を積んでいられたらいいのだろうかえれど。
そして、一度走り出したら、つまづいたり転んだり、笑われたりするのかもしれないけれど、それしか道はないのだからと考えて、前に進んでいくしかないのだろう。
ただ、懸命に面白いものを追いかけたり、楽しんだりしていると、いつの間にか始まっていたりして、どこがスタートラインなのか分からなくなることもあるのではないだろうか。ま、それもアリかな、と思うのだけれど^^;