KPMG Round Table にてドローン関連ビジネスについて考える
2019年 06月 20日
KPMG のRound table 会場のホテルから東京駅が見下ろせる。
会議が終わってネットワーキング☆ミ
料理も美味しいが、ネットワーキングも楽しかった。
会議メモ:
□世界で何が起きているか
UAS(Unmanned Aerial System)の特許が爆発的に伸びていて、今は、ちょうどtechnology cycleの初期(early adapter)のタイミング
Droneは、軍事利用に始まり、趣味での利用→政府による法制度整備→商業的利用という段階を経て成長している
製造・市場は主に米国・中国
日本でも商業的利用(特に農業)が進んでいるが、課題は保守的な規制
参考:KDDIの取組み http://smartdrone.kddi.com/
□Droneは「製品」ではなく「ツール」
芝刈機のエンジンが付いた$450万のドローンが米空軍力を大幅に向上させた
ハードウェアはコモディティに成り下がり、運行、サービス、ソフトウェアが利益のほとんどを占める
サービスの伸びがあるのは4D領域(Dull, Dangerous, Dirty, Denied Access)
人が行けない領域に手軽に行って、現場の情報をとることができること、使い捨てに近い価格までハードウェアの価格が下がっていることにより、(危険な場所・アクセスしにくい場所など)人による作業を代替する領域に適用が広がっている
Droneはセンサーの塊であり、現場の情報をとることができるということは、鍵になるのはデータ分析
目視による情報を代替するという領域が得意なので、画像処理がデータ分析のコアとなる
□事業化の課題は、パブリックアクセプタンスをベースとして5つの領域に亘る
1.安全性の確保
2.プライバシー問題(ポリシーの設定と運用、透明性の確保)
3.法規制
4.指揮統制
5.サイバーセキュリティ